外壁塗装の乾燥時間において「どれくらいの時間が掛かるの?」「どうすれば短くできるの?」と思っている方もいるのではないでしょうか?
外壁塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3工程をおこないますが、次工程に移るにはしっかりとした乾燥時間を守らなければいけません。
なぜなら完全に乾かないまま塗装を進めてしまうと、剥がれや膨れを引き起こすなどのトラブルになりやすいからです。
そこで本記事では、トラブルを未然に防げるように外壁塗装の乾燥時間について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
外壁塗装の乾燥時間の段階
外壁塗装をおこなうとき、塗料の乾燥にはいくつかの段階があり、それぞれに必要な時間があります。
以下に詳しく説明します。
- 指触(ししょく)乾燥
- 半硬化乾燥
- 硬化乾燥
- 完全乾燥
指触(ししょく)乾燥
指触(ししょく)乾燥とは、塗料が表面で乾燥し、触れても指に付かなくなる状態です。
これは塗料が完全に乾いたわけではなく、表面だけが乾いている状態です。
通常、指触(ししょく)乾燥には数時間から一日かかります。
半硬化乾燥
半硬化乾燥は、塗料が表面だけでなく、内側まである程度乾いた状態です。
通常48時間程度が必要であり、塗膜が乾き始めているので触れると少し硬さを感じられます。
この段階ではまだ塗膜が完全に固まっていないため、塗装の重ね塗りや他の作業はできません。
硬化乾燥
硬化乾燥は、塗膜が内側までしっかりと乾き、ある程度の耐久性を持っている状態です。
この段階では塗装の上に物が乗っても問題ありませんが、完全な耐久性が出るまでには時間がかかります。
塗料の種類によりますが、一般的には約7日程度が必要です。
完全乾燥
完全乾燥は塗膜が内側まで完全に乾き、最も安定した状態です。
この段階では塗膜が水分や外部からの影響に強く、耐久性が最大になります。
通常1週間以上かかる場合が多いですが、塗料の種類や条件によって変わりやすいです。
外壁塗装の乾燥時間が変わる要素
以下の3つの要素が乾燥時間に影響します。
- 塗料の種類
- 塗装のやり方
- 気候や時期
塗料の種類
塗料の種類によって乾燥時間は大きく異なります。
例えば、水性塗料は比較的短い時間で乾くのに対し、油性塗料は乾燥に時間がかかります。
水性塗料は乾燥に2週間かかるのに対して、油性塗料は3週間かかる場合が多いです。
塗装のやり方
塗装のやり方も乾燥時間に影響を与えます。
ローラーやブラシで塗る場合、塗料が厚くなるので乾くのに時間がかかりやすいです。
一方、スプレーを使うと塗料が薄く均一に塗布されるため、乾くスピードが速くなる傾向があります。
気候や時期
気候や時期も乾燥時間に大きく影響します。
高温で乾燥した気候では乾きが速くなりますが、湿度が高いと乾くのが遅れてしまいます。
特に夏場の乾燥した日には乾きが速く、逆に冬場の湿度が高い時期には乾きが遅くなる場合が多いです。
理想的な乾燥条件は、気温が20~25度で湿度が50~60%の環境です。
外壁塗装の乾燥時間を短くする方法
以下に、乾燥時間を短くする方法をご紹介します。
- 塗装に適した時期を選ぶ
- 乾きやすい塗料を選ぶ
- 風通しや日当たりをよくする
- 塗料を厚塗りしない
塗装に適した時期を選ぶ
塗装に適した時期を選ぶと、乾燥時間を短くできます。
特に、春や秋は気温が適度で湿度も低いため早く乾きます。
逆に夏の高温や冬の寒冷な時期には乾きが遅れやすくなるので、可能であれば春や秋に塗装をおこなうと良いでしょう。
乾きやすい塗料を選ぶ
乾きやすい塗料を選ぶと、全体の乾燥時間を短くできます。
水性塗料は一般的に乾きが早く、環境にも優しいためおすすめです。
特に「速乾性」と記載された商品を選ぶと、乾燥が短時間で済む可能性が高いです。
風通しや日当たりをよくする
風通しや日当たりが良い場所で塗装をおこなうと、乾燥が早く進みます。
特に、直射日光が当たる場所や風通しの良い場所だと、塗膜が速やかに乾きやすいです。
逆に風通しが悪い場所では湿気がこもりやすいので、塗膜の乾きが遅くなってしまいます。
塗料を厚塗りしない
塗料を厚く塗りすぎると乾燥時間がかかりやすくなるので、適量を均一に塗るのが重要です。
特に1回の塗りで厚塗りすると乾きが遅れ、乾燥不良の原因となります。
複数回に分けて薄く塗るほうが塗料の乾きがスムーズに進みます。
雨が降ると外壁塗装の乾燥時間にどう影響を与えるか?
雨が降って塗料に湿気が加わると、乾きが遅れる場合があります。
また、雨に濡れると塗膜が劣化してしまうので、天気予報をチェックし雨の予想がない日に作業するのが重要です。
最近では雨の日でも使用できる塗料も登場していますが、完全に雨の影響を防げるわけではないため、施工前にメーカーの指示を確認するのが重要です。
その他の乾燥時間について
外壁塗装に関連して、乾燥時間が重要な他の作業についても触れておきます。
高圧洗浄やコーキングなどの作業も乾燥が必要です。
高圧洗浄
高圧洗浄とは、専用の高圧洗浄機を使って水を強力な圧力で噴射し、外壁の汚れや古い塗膜を取り除く作業です。
そのため、高圧洗浄後に表面が完全に乾かないまま塗装をおこなうと、塗料が密着不良になりやすいです。
通常、高圧洗浄後の乾燥には約48時間が推奨されます。
湿気の多い日は乾きが遅れる場合があるため、十分な時間を置くとよいでしょう。
コーキング
コーキングとは、建物の外壁や屋根などの隙間や接合部に、隙間を埋めるための材料を充填する作業です。
一般的にコーキング材が乾くには約72時間が必要です。
特に、湿気や温度によって乾燥時間が変わるため、使用するコーキング材の指示に従って乾かせると良いでしょう。
乾きが不十分な状態で塗装をおこなうと、塗膜の密着が不良になる恐れがあるので、十分に乾かして下さい。
まとめ
外壁塗装の乾燥時間は塗装の品質を決めるとても大切な要素なので、しっかりとした管理が必要です。
具体的な乾燥時間はメーカーが示しているので、施工前に業者とよく相談して決めるとよいでしょう。
しかし、まれに乾燥時間を守らない業者もいて後々トラブルになるケースもあるので、業者選びはとても重要になります。
優良業者かどうか判断するには、ホームページで施工実績を確認したり、口コミサイトで評判をチェックしたりするとよいでしょう。
当社の外壁塗装工事については「こだわりの外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。
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