外壁材の種類ってどれくらいあるの?それぞれの特徴や見分け方を紹介!

外壁材の種類ってどれくらいあるの?それぞれの特徴や見分け方を紹介!

外壁材は建物の機能性や外観を維持する重要な役割があります。

しかし、外壁材選びを失敗すると、建物の耐久性が低下してしまったり美観が損なわれてしまったりして、メンテナンスコストが余計にかかる場合が多いです。

そこで本記事では、外壁材を適切に選べるように種類や見分け方を紹介します。

ぜひ最後までご覧ください。

目次

外壁材の種類

外壁材の種類ってどれくらいあるの?それぞれの特徴や見分け方を紹介!

ここでは代表的な外壁材の特徴やメリット・デメリットを解説します。

窯業系サイディング

窯業系サイディングは主成分がセメントで、タイル調やレンガ調など多彩なデザインが楽しめる外壁材です。

また、価格も手頃でリフォームでの張り替えも比較的簡単なため、現在最も多くの住宅に採用されている外壁材です。

しかし、窯業系サイディングは紫外線や雨風の影響で表面の塗膜が劣化しやすいため、10年ごとの塗装メンテナンスが必要です。

また、目地のシーリング材も劣化するため、5〜10年ごとの点検もおこなうと外壁が長持ちします。

金属系サイディング

金属系サイディングはアルミやガルバリウム鋼板を使用し、断熱材で裏打ちした外壁材です。

表面が金属なので水が染み込みにくく、雨漏りに強いのが特徴です。

また、軽量で耐久性が高かったり断熱性能にも優れていたりするので、窯業サイデイングの次に高い採用率があります。

ただし、塩害や薬物飛散によって錆びの進行が速くなる場合があるため、年に1〜2回高圧洗浄などで表面をきれいに保つ必要があります。

樹脂系サイディング

樹脂系サイディングは、合成樹脂やプラスチックなどの樹脂素材と塩化ビニル樹脂を主原料とした外壁材です。

軽量かつ耐久性があるので、他のサイデイングと比べて劣化しにくい特徴を持っています。

また防水性が高く、塗装の必要がほとんどない外壁材なので、長期間にわたってメンテナンスが必要ありません。

ただし、温度によって伸び縮みする性質があるので、施工の難易度が高く工事を請けおってくれる業者が少ないです。

また、日本ではあまり普及していないので、デザインの種類が少ないのもデメリットです。

木質系サイディング

木質系サイディングは、天然木を使用している外壁材です。

天然木を使用しており、自然な風合いで温かみのある外観なのでデザイン性に優れています。

また、断熱性が高いので、外気の変化に関係なく室内を快適に過ごせるのが特徴です。

ただし、水分に弱いため、湿気が多い場所では腐食するリスクが高いです。

定期的に防腐剤や撥水剤を塗布すれば耐用年数を延ばせますが、3〜5年ごとにメンテナンスする必要があるので、ランニングコストが高くなりやすいです。

モルタル

モルタルは、セメントと砂と水を混ぜた素材で作られた外壁材です。

仕上げの工法がリシン、吹付タイル、ローラー仕上げ、左官仕上げの4種類もあるので、自由なデザインが可能です。

また、モルタルは不燃性なので耐火性が高く、火事になっても燃え広がりにくいのが特徴です。

しかし、防水性が低かったりつなぎ目がなく振動が逃げづらかったりするのが原因で、ひび割れが生じやすいです。

タイル

タイルは土や石を高温で焼き固めた外壁材で、硬くて丈夫なのが特徴です。

表面は滑らかで耐水性や耐候性に優れており、外壁材として使用される場合には建物に高級感を与えます。

そのため、タイルそのものは基本的にメンテナンスフリーで、30年以上の耐久性が期待できます。

しかし、目地のメンテナンスを怠ると、雨水が侵入して建物内部の構造を傷める可能性があります。

ALC

ALCは、軽量気泡コンクリートと呼ばれる特殊なコンクリートを使用している外壁材です。

気泡を多く含む構造により、普通のコンクリートより軽量でありながら高い断熱性と遮音性を誇る外壁材です。

また、火災にも強く、不燃材として高い安全性があるのも特徴です。

ただし、ALCはその多孔質な構造ゆえに防水性が低いのがデメリットとしてあります。

そのため、防水性を維持するために表面に防水塗料を5〜10年ごとに再塗装したり、ひび割れの補修の補修をしたりする必要があります。

漆喰

漆喰は石灰に水と砂、場合によっては麻や藁などの繊維を混ぜて作られた外壁材です。

自然素材で調湿効果があるため、外壁や室内の湿度を適切に調整し、快適な環境を保て安くなります。

また、主成分である石灰が不燃性であるため、防火性に優れているのも特徴です。

しかし、経年劣化によるひび割れや剥がれが発生する場合が多いので、こまめな部分補修をおこなう必要があります。

杉板

杉板は日本で古くから使用されている天然木材で、杉の木を加工して作られた外壁材です。

木目がはっきりとした見た目が特徴で、自然の風合いを生かしたデザインに適しています。

また、杉板は調湿性が高く、室内外の湿度を調整しやすい特性があります。

さらに、杉には殺虫・防虫効果の高い成分が含まれており、木材の中でも腐朽や蟻害に強いとされています。

ただし、湿気には弱い性質があるので、屋外に露出する部分では定期的に防腐剤や撥水剤を塗布するなど、定期的なメンテナンスが欠かせません。

トタン

トタンは薄い鉄板に亜鉛メッキを施した鋼板素材で、軽量で施工が簡単、安価という特徴を持つ外壁材です。

しかし、熱伝導率が高いため夏場に直射日光を浴びると高温になり、内部に熱がこもりやすい欠点があります。

また、メッキが劣化すると錆びやすいため、2〜3年ごとの塗装メンテナンスが必要です。

外壁材の見分け方

外壁材の種類ってどれくらいあるの?それぞれの特徴や見分け方を紹介!

住宅の外壁材を見分けられると、リフォームやメンテナンスの計画をスムーズに進められます。

以下では、外壁材を見分ける具体的なポイントを解説します。

目地の有無

目地の有無を確認すると、外壁材の種類を判断できます。

窯業系サイディングや金属系サイディングは目地があり、一方でタイルやモルタルは目地がないのが特徴です。

また、金属サイディングは目地がありますが、目立たないので注意が必要です。

目地の位置と方向

目地の位置と方向で外壁材の種類が見分けられます。

特に窯業系サイディングの場合、縦幅が約3030mm程度で製造される場合が多いため、3m程度の高さに水平に目地が配置されているのが特徴です。

ただし、目地の景観を守るために幕板で隠している家もあるため注意が必要です。

横幅

外壁材の横幅をメジャーで測ると素材が特定できます。

例えば、窯業サイディングの場合、横幅が455㎜の場合が多いです。

ただし、メーカーによってサイズが異なるので、参考程度にするとよいでしょう。

外壁の厚み

窓などを開けて外壁の厚みを確認すると、外壁材の種類を特定できます。

特にALCは100㎜以上が多く、他の外壁材と比べて厚みがあるのでわかりやすいです。

また、外壁の厚みは横幅と同じでメーカーによってサイズが異なるので、参考程度にするとよいでしょう。

叩いた時の音

外壁は素材ごとに密度や硬さに違いがあるので、軽く叩いて音を確認すると素材を見分けられます。

例えば、サイディングは硬い音がし、金属系は反響音がするのが特徴です。

しかし、下地に胴縁があると音が分かりづらくなる場合があるので、何回か場所をずらして叩いてみるとよいでしょう。

まとめ

外壁材はその種類によって耐久性、デザイン性、価格、メンテナンス頻度が大きく異なります。

選ぶ際は住宅の外観や費用、そしてリフォーム時のメンテナンス計画を考慮するとよいでしょう。

また、見分け方やメンテナンスについて不明点があれば、専門家への相談を検討してください。

*K*

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