「夏は外壁塗装に不向き」と言われる場合が多いのですが、本当にそうでしょうか?
確かに夏の外壁塗装にはデメリットが多いのですが、あるポイントを押さえておくと問題なくおこなえる場合が多いです。
本記事では、夏に外壁塗装で失敗しないように、メリットとデメリットや注意点を詳しく解説します。
夏の外壁塗装を検討している方はぜひ参考にしてください。
夏でも外壁塗装はできる!


夏の外壁塗装は「不向き」と言われていますが、適切な条件が整えば問題なく施工できます。
外壁塗装をおこなうためには、「気温が5℃以上」「湿度が85%以下」「雨や雪が降っていない」という3つの条件を満たせばよいのです。
そのため、むしろ夏に外壁塗装をおこなうと気温が高いため塗料の乾燥が早く、工期を短縮しやすいです。
一方で、気温が高すぎると塗料が急激に乾燥しすぎてムラができやすかったり、ゲリラ豪雨などの天候の変化によって工期が遅れたりする点が懸念されます。
よって夏は外壁塗装に適さないと言われますが、適切な施工管理をおこなえば問題なく仕上げられます。
夏に外壁塗装をおこなうメリット


以下に夏に外壁塗装をおこなう際のメリットを紹介します。
希望通りのスケジュールで作業できる
夏に外壁塗装をおこなうと希望通りのスケジュールで作業しやすいです。
なぜなら、夏は外壁塗装の閑散期とされており、業者の予約が取りやすい時期だからです。
例えば、春に外壁塗装を依頼した場合、人気業者では2〜3カ月待ちになる場合があります。
しかし、夏であれば2週間以内に施工を開始できるケースもあり、計画的に進めやすいです。
そのため自分の都合に合わせてスケジュールを組みやすく、計画的に工事を進められます。
作業時間が確保しやすい
夏は作業時間を十分に確保しやすいです。
なぜなら、日没が遅いため、職人が1日の作業時間を長く確保できるからです。
例えば春や秋は日没が18時前後ですが、夏は19時過ぎまで明るいため、1日あたり1時間以上長く作業ができる場合があります。
これにより工事がスムーズに進行し、全体の工期を短縮できる可能性があります。
塗料の乾燥が早くなる
高温の夏は、塗料の乾燥が早く進みます。
特に気温25℃以上であれば塗料は通常4〜6時間で乾燥しますが、気温15℃前後の春や秋では8時間以上かかる場合もあります。
乾燥が早く工事の進行がスムーズになると、足場の設置期間が短縮できるためコストを抑えやすくなるでしょう。
値引きされやすい
夏は、塗装工事の値引き交渉がしやすい時期です。
なぜなら、春や秋は依頼が集中するのに対し、夏は業者が積極的に受注を増やしたい時期だからです。
例えば夏場の施工は通常価格より5〜10%の割引が適用される場合が多く、工事費用を抑えられるケースがあります。
夏に外壁塗装をおこなうデメリット


以下に夏に外壁塗装をおこなう際のデメリットを紹介します。
お盆時期は工事が休みになる
お盆期間中は、多くの塗装業者が休業します。
そのため、この時期に工事を予定すると工期が延びる可能性があります。
例えば、8月中旬に工事を依頼した人が、お盆休みの影響で着工が1週間遅れたという事例があります。
夏の時期に外壁塗装をおこなう場合はお盆期間を避け、7月下旬または8月上旬に工事を開始するのが理想的です。
夕立が多く工期が長引きやすい
夏は突然の夕立が発生しやすく、塗装作業が中断される場合があります。
なぜなら、雨が降ると塗装ができないため作業が一時停止し、塗装のやり直しが発生しやすいからです。
特に塗料が雨で流れたり、乾燥前に水分が混ざると仕上がりにムラができ密着不良を起こす可能性があるため、施工が難しくなります。
天気予報を活用し、雨が予想される日は無理に作業を進めず、雨の少ない日を優先してスケジュールを調整するとよいでしょう。
作業環境が悪い
夏の外壁塗装は、作業員にとって過酷な環境になります。
特に気温が35℃を超える日が続くと熱中症のリスクが高まり、安全を確保するために作業時間を短縮せざるを得なくなります。
例えば気温が上がりきらない午前中に作業を集中させ、午後は早めに切り上げる業者も多いです。
このように夏は職人の体調管理が重要になり、計画通りに進めるためには十分な休憩時間を考慮する必要があります。
夏に外壁塗装をする際の注意点


夏に外壁塗装をする際にはさまざまな注意点があります。
注意点を把握せずに工事を進めると、日常生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。
以下のポイントを押さえて、快適に工事を進められるよう対策をしましょう。
換気ができるようにする
塗装中は窓が養生されて換気が難しくなるため、注意が必要です。
換気ができなくなると塗料のにおいがこもって、室内にいる家族の健康に影響を与える可能性があります。
そのため玄関や勝手口など、開閉できる場所を事前に確保しておくと効果的です。
また業者に相談し、一部の窓の養生を部分的に開閉可能な状態にしてもらう方法もあります。
加えて、サーキュレーターや扇風機を使い、室内の空気を循環させると換気がしやすくなります。
エアコンを使用できるようにする
塗装中は、エアコンの使用が制限されるため注意が必要です。
なぜなら、塗装中はエアコンの室外機に養生をして吸排気できなくなるからです。
特に夏の間にエアコンが使えないと、熱中症のリスクが高まる可能性が高くなります。
そのため、エアコンの室外機の養生方法について業者と事前に確認し、メッシュカバーを使用するなど、使用可能な状態を保つようにしましょう。
外壁塗装におすすめの季節とは?


外壁塗装は季節によって施工のしやすさや仕上がりに違いがあります。
そのため、それぞれの季節の特徴を理解し、最適な時期を選ぶ必要があります。
春
外壁塗装において春は、塗装に適した季節とされています。
春は気温が15〜25℃前後と塗料が乾燥しやすい適温であり、湿度も高すぎず低すぎず安定しています。
そのため、塗料がしっかりと密着し、仕上がりの品質が高まります。
また雨が少なく、工期が予定通り進みやすいのも大きなメリットです。
しかし春は塗装の繁忙期であり、人気の業者では2〜3カ月先まで埋まりやすく、計画的に依頼しないと希望通りの時期に施工できない可能性があります。
秋
秋は気候が安定しており、塗装に適しています。
そのため塗膜が均一に仕上がりやすく、外壁の耐久性を高められます。
一方、秋は台風の影響を受けやすく、長雨が続くと工期が延びるリスクが高いです。
また、春と同様に塗装の繁忙期であるため、業者のスケジュールが埋まりやすく、希望する時期に施工できない場合があります。
冬
冬は外壁塗装が適さない場合が多いです。
なぜなら気温が5℃以下になると塗料が乾燥しにくくなり、施工が難しくなる場合が多いからです。
また、日照時間が短いため1日の作業時間が制限され、工期が長くなりやすいです。
一方、冬は塗装を依頼する人が少ないため業者の予約が取りやすく、スケジュールを柔軟に調整しやすい時期です。
また湿度が低いため、塗料の仕上がりが良くなるケースもあります。
そのため、冬に外壁塗装をするためには、業者と相談しながら進めると失敗しづらいです。
当社の外壁塗装工事については「こだわりの外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。


まとめ
夏は外壁塗装に適さないと言われますが、適切な施工管理をおこなえば問題なく仕上げられます。
そのため、本記事で紹介したポイントを把握して夏の外壁塗装をおこなうと失敗しにくいです。
また夏に外壁塗装をする際にはさまざまな注意点があります。
具体的には、塗装中は窓が養生されるため換気が難しくなるので玄関や勝手口の開放、サーキュレーターの活用などで空気を循環させましょう。
また、室外機の養生によりエアコンが使用できなくなるため、業者と事前に相談しメッシュカバーを活用するなど適切な対策が必要です。
対策を怠ると日常生活に支障をきたす可能性があるため、しっかりと準備を整えましょう。
*K*
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