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最先端な塗料のラジカル塗料とは?特徴やメリット・デメリットを解説!

投稿日:2022.1.15  更新日:2022.2.3

 

皆さんは外壁や屋根塗装の塗料であるラジカル塗料を耳にしたことがあるでしょうか?

 

 

近年の塗料メーカーは、高性能かつ高耐候性のある塗料のラインアップが続々と開発され販売しています。

 

 

この記事では、塗装の劣化速度を遅らすことができる高性能な塗料であるラジカル塗料を紹介しましょう。

 

 

 

 

優秀な技術が使われているラジカル塗料

 

 

そもそもラジカル塗料とは、2012年に日本ペイントから開発販売された塗料なのですが、従来の塗料にはない優秀な最新技術が使用されているという特徴があります。

 

 

 

ラジカル塗料の成分の仕組みは、高耐候酸化チタンと光安定剤の代表的な2つの成分で作られています。

 

 

 

高耐候酸化チタンとは、ラジカル(劣化因子)バリアという能力があり、劣化の原因となるラジカルを抑制します。

 

 

 

もう一つの光安定剤とは、高耐候酸化チタンからラジカルがバリアから漏れた場合に劣化因子であるラジカルを捉える役目をする成分なのです。

 

 

 

ラジカル塗料は塗装の劣化を遅らせ、寿命の長い塗膜を形成することが可能な塗料といえます。

 

 

 

塗装の寿命が長くメンテナンスサイクルが延びるため、今最も期待されている注目の塗料です。
高耐候性が高い上に適正価格で価値のある塗料と言えるでしょう。

 

 

 

 

 

ラジカルとは何か

 

 

ラジカルとは、塗装の劣化因子のことで塗膜を早く劣化させてしまう物質です。

 

 

ラジカルは、外壁・屋根塗装の塗料の成分である顔料に、太陽光の紫外線や空気中の酸素や雨水などが触れることにより発生する劣化因子物質をいいます。

 

 

さまざまな要因で発生したラジカルは塗料に対してダメージを与えることで劣化を促進させるのです。

 

 

その結果ラジカルは、外壁の塗膜が劣化した際の現象であるチョーキングの原因となります。

 

 

 

塗膜の劣化を進めてしまうラジカルの発生を抑える塗料のことをラジカル制御型塗料といいます。

 

 

 

 

高耐候酸化チタンとはどんな成分

 

 

ラジカル塗料の成分の中には高耐候酸化チタンがあります。

 

 

酸化チタンとは、白色の顔料のことで外壁の塗り替えでホワイト系を調色する時に重要な役割を果たす顔料です。

 

 

 

塗料の顔料に含まれている酸化チタンに紫外線があたってしまうとラジカルが発生します。

 

 

 

その酸化チタンを囲うようにコーティングすることで、紫外線に出来るだけ触れないようにしてラジカルの発生を抑えこむ技術が使われています。

 

 

 

高耐候酸化チタンのコーティングは、ラジカルを外部へ放出しないラジカルバリアという効力があることで、劣化しにくい塗膜を維持することができるのです。

 

 

 

 

ラジカル以外の塗料との違い

 

 

 

ラジカル塗料と現在も人気のあるシリコン塗料との相違点を考えてみましょう。

 

 

 

ラジカル塗料の場合は、数種類の樹脂に高耐候酸化チタンを成分として作られている塗料です。

 

 

 

一方、シリコン塗料とは、シリコン樹脂と従来からある酸化チタンを使用して作られた塗料です。

 

 

 

従って同じシリコン樹脂でも従来の酸化チタンは使用せず、高耐候酸化チタンを使用することでラジカル塗料と呼ばれることになります。

 

 

 

 

ラジカル制御型シリコン塗料と従来のシリコン塗料を比較してみましょう。

・ラジカル制御型シリコン塗料の場合

耐用年数は15年以上で淡い色から中間色が中心

費用の相場は2,500円/㎡前後程度

製品の数が少なくまだ実績がない

 

・シリコン塗料

耐用年数は10年程度で淡い色から濃い色まで幅広く対応

費用の相場2,000円/㎡前後程度

製品の数は多く実績がある

 

 

 

ラジカル塗料は塗装費用の相場は少し高めではありますが、機能性と耐用年数を考慮すると塗装が長持ちすることから考えると適正価格といえます。

 

 

 

メンテナンスサイクルが伸びることは、何度も足場費用などの付帯工事が削減され、トータルコスト的に見ればコストパフォーマンスに優れた塗料です。

 

 

 

 

ラジカル塗料のメリットとデメリット

 

 

 

 

ラジカル塗料は、どのようなメリットやデメリットがあるのか紹介しましょう。

 

 

 

 

ラジカル塗料のメリット

 

 

 

・耐久性に優れ耐用年数が長く長持ちする
外壁塗装の劣化症状であるチョーキング現象の発生を抑えることができるため、塗装のメンテナンスサイクルが伸びます。

 

 

 

・防カビ性や防汚性に優れている
ラジカル特有のバイオ技術によりカビやコケなどが付着しにくく、湿気の多い地域の住宅に適しています。
また雨水が汚れを落とすため防汚性にも優れています。

 

 

 

 

・ツヤがあり光沢が長持ちする
汚れにくい性能があるため塗装時のツヤを維持できるため光沢が持続します。

 

 

 

 

・どんな外壁材でも相性が良い
一般的な窯業系サイディングから、モルタルの外壁やコンクリート、金属サイディングまでどのような外壁材にも馴染みやすく適用可能です。

 

 

 

 

・コストパフォーマンスに優れている
性能的に同等であるフッ素塗料と比べると、費用はおおよそ1㎡あたり1,000円程度安くできます。
耐用年数が長いのでメンテナンスサイクルも延びるため、結果的にコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。

 

 

 

 

 

ラジカル塗料のデメリット

 

 

 

 

・調色する際濃い配色にしにくい性質
ラジカル塗料の主成分である高耐候酸化チタンは、もともと白色の顔料なので製品にもよるのですが濃い色が選択することができない場合があります。

 

 

 

 

 

・歴史がまだないので実績が証明されていない
ラジカル塗料は、まだ歴史が浅いことから実績が証明されていません。
ラジカル塗料の耐用年数は15年以上といわれているのですが、まだ発売されて10年程度しか経過していないため実証することができないのが実情なのです。

 

 

 

 

 

まとめ

 

ラジカル塗料の特徴やメリット・デメリットについて解説してきました。

 

 

 

外壁塗装や屋根塗装は、良質の塗料を使って出来るだけ長持ちさせたいものです。

 

 

 

劣化速度を緩やかにするラジカル塗料は、今最も注目されている塗料なので近々塗装のメンテナンスをお考えの方におすすめです。

 

 

 

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