外壁のメンテナンス方法には、カバー工法というものがあります。
カバー工法は近年人気を集めている外壁のメンテナンス方法ですが、どのようなものなのでしょうか?
この記事では、カバー工法の施工方法やメリットなどを詳しくご紹介します。
カバー工法のデメリットについても解説するので、最後まで記事をチェックしてくださいね!
カバー工法とは?
カバー工法は、今ある壁を撤去せず、古い壁の上から新しい壁材を貼り付ける工事のことをいいます。
カバー工法は、どの外壁でも行えるというものではなく、下地が傷んでいる外壁などには向いていません。
カバー工法が可能かどうかは素人が判断するのは難しいので、カバー工法の施工を行っている業者に相談しましょう。
弊社では、事前に現地調査を行わせて頂き、カバー工法が可能かどうかの調査もさせていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。
カバー工法の施工手順は?
カバー工法の手順について見ていきましょう。
カバー工法を施工する時は、以下の手順で行います。
1)足場を設置する
2)外壁で補修が必要な箇所の補修を行う
3)必要な箇所にビニール養生を行う
4)水切りを設置する
5)下地材(胴縁)を取り付ける
6)窓サッシ周りなどに見切り材を取り付ける
7)新しい壁材を貼り付ける
8)必要な箇所にコーキング工事を行う
以上がカバー工法の工程になりますが、壁の状態などによっては、工程が異なる場合があります。
弊社では、外壁塗装だけではなく、外壁のカバー工事についてもご相談を承っております。
カバー工法で使用される壁材は?
カバー工法で使用される壁材の種類について見ていきましょう。
カバー工法で使用する主な壁材には、以下のものがあります。
窯業系
窯業系の壁材は、セメントと木質を合わせた素材で作られています。
耐火性能に優れていますが、重量があるので、耐震性に不安のあるお住まいにはおすすめできません。
樹脂系
樹脂系は、塩化ビニル樹脂を使った壁材です。
耐久性が高く海外では多く使用されていますが、国内では施工業者が少なく、業者を探すのに苦労することや壁材の種類が少ないことがデメリットです。
金属系
金属系の壁材は、軽くてデザイン性も高いので、カバー工法ではもっともおすすめできる壁材です。
価格も、他の壁材に比べてリーズナブルなのが魅力です。
木質系
木質系の壁材は、無垢材の表面を加工し、耐火性などの機能を付加したものです。
断熱性が高く木のぬくもりが感じられるなどのメリットはありますが、値段が高額になりやすいことや腐食で劣化しやすいなどのデメリットもあります。
カバー工法のメリット
カバー工法のメリットについて見ていきましょう。
カバー工法のメリットには、以下のものがあります。
外壁の張り替えよりリーズナブル
カバー工法のメリットは、外壁を張り替えるよりもリーズナブルな価格で施工できることです。
外壁を張り替える際には、既存の外壁を撤去し、廃棄する費用もかかります。
カバー工法なら、既存の外壁はそのまま、上から貼り付けるだけなので、費用もその分安くなります。
外壁の張り替えより工事日数が短い
カバー工法なら、外壁を張り替えるよりも工事日数が短くて済みます。
外壁の張り替え工事の場合は、外壁を撤去し、下地の調整なども行うため、工期が長くなってしまいます。
カバー工法の場合は、既存の外壁の上から貼り付けるので、その分工期を短くすることができます。
外壁塗装よりも耐用年数が長い
外壁のカバー工法は、外壁を塗装するよりも耐用年数が長いのがメリットです。
外壁塗装の場合の耐用年数は、8〜12年です。
外壁のカバー工事の場合は、30年程度の耐用年数となっています。
長く同じ外壁を使用したいと考える場合は、カバー工法がおすすめです。
断熱効果が期待できる
外壁をカバー工法にした場合、元の外壁と新しい外壁の間に空気の層ができ、断熱効果が期待できます。
夏は湿った暖かい空気を遮断してくれるので、室内が涼しくなります。
また冬は、外の冷たい空気を遮断してくれるので、室内が暖かくなります。
暖房や冷房の効果もアップするので、省エネ効果も期待できます。
防音効果が期待できる
カバー工法は、既存の壁材とカバー工法で貼り付けた壁材の二重の壁になるので、防音効果が期待できます。
車が外を通る音や人の話し声などが聞こえにくくなるので、静かな環境を手に入れることができます。
カバー工法のデメリット
カバー工法のデメリットについても見ていきましょう。
カバー工法を行うことには、以下のようなデメリットがあります。
総重量が重くなるので、耐震性が下がる
カバー工法は、既存の壁に新しい壁材を貼り付ける工法なので、当然のことながら、建物の総重量が重くなります。
建物の総重量が重くなるということは、耐震性が下がることを意味します。
ただ、現在主流となっている金属系や樹脂系の壁材は、かなり軽く作られています。
そのため、耐震性はやや下がりますが、深刻な影響はないと考えられています。
壁の内側に結露が発生する可能性がある
カバー工法で施工すると、壁の内側に結露が発生する可能性があります。
壁の外側と内側には温度差ができてしまい、隙間に入り込む湿気が結露を発生させてしまうのです。
ただ、結露の発生は、胴縁を取り付けて空気の通り道を作ることで防げます。
カバー工法を依頼する際には、空気の通り道の確保ができているのかどうかも確認しましょう。
施工後は下地の補修ができなくなる
カバー工法は、既存の外壁の上から壁材を貼り付けるため、施工後には下地の補修ができなくなるというデメリットがあります。
そのため、下地の状態が良くない場合は、工事をすることができません。
また、必要な下地の補修があれば、すべて壁材を貼り付ける前に終わらせておく必要があります。
カバー工法はリーズナブルで耐久性にも優れた画期的な工事!
外壁のカバー工法についてご紹介してきました。
外壁のカバー工法は、外壁塗装よりも耐用年数が長く、外壁の張り替えよりもリーズナブルで工期が短くて済むのがメリットです。
他にも、断熱効果や防音好感度も期待できるため、近年人気を集めつつある工法でもあります。
弊社でも、外壁のカバー工法を承っており、カバー工法が可能かどうかの調査も行わせていただきますので、まずはお気軽にご相談ください!
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