ウレタン防水ってどんな工事?工法やメリット・デメリットも紹介!

防水工事でよく聞くのが、ウレタン防水ですよね。

 

ウレタン防水とはどのような工事なのでしょうか?

 

この記事では、ウレタン防水の種類や工法などについて詳しくご紹介します。

 

また、ウレタン防水のメリットやデメリットもお伝えするので、最後まで記事をチェックしてくださいね!

 

ウレタン防水とは

ウレタン防水ってどんな工事?工法やメリット・デメリットも紹介!(1)

ウレタン防水というのは、液状のウレタン樹脂を塗布することで防水層を形成する防水工事のことです。

 

ウレタン樹脂というのは、ウレタン結合を持つ重合体の総称で、ポリウレタンとも呼ばれています。

 

ウレタン防水は価格がリーズナブルで手軽にできるということもあり、屋上防水だけではなくベランダ防水など、さまざまな場所の防水工事に採用されています。

 

また液状なので、広さや場所に関係なく施工できるのも、ウレタン防水が人気をあ詰める理由です。

 

弊社が施工させて頂いたウレタン防水工事の様子は、こちらからご確認いただけます。

 

ウレタン防水の種類

ウレタン防水ってどんな工事?工法やメリット・デメリットも紹介!(2)

ウレタン防水には、いくつかの種類があります。

 

ウレタン防水の種類について、以下にまとめました。

 

密着工法

ウレタン防水工事の工法の1つが、密着工法です。

 

密着工法は、下地にそのままウレタン樹脂を塗布していく工法のことです。

 

密着工法が行えるのは、面積が狭く、経年劣化が酷くない場合です。

 

雨漏りを起こしているような状態の場合は、密着工法での工事は基本的に行いません。

 

ウレタン防水の密着工法は、下地の上からすぐにウレタン樹脂を塗布するので、工期や費用が次に紹介する通気緩衝工法よりも安くなります。

 

ウレタン樹脂は紫外線に弱いという特徴があるので、最後にトップコートで防水層を保護します。

 

弊社で施工させて頂いたウレタン防水の密着工法の作業の様子は、こちらからご確認いただけます。

 

通気緩衝工法

通気緩衝工法は、防水工事を行う地面に通気シートを張り、コンクリート層の中にある水分が原因の膨らみを防止する工法です。

 

通気シートの裏地は特殊な加工が施されており、通常は上に上がるしかない湿気を逃がす働きをします。

 

通気緩衝工法では、通気シートとともに、通気シートの湿気を逃がす脱気筒を設置するのも特徴です。

 

通気シートと脱気筒を設置し終えてから、ウレタン樹脂を塗布していきます。

 

密着工法でも同じですが、ウレタン樹脂は2回に分けて塗布し、塗膜の厚みをしっかりと確保します。

 

ウレタン樹脂の塗膜の厚みは、3.0㎜程度が理想とされています。

 

ウレタン樹脂の塗布が終われば、密着工法と同じように、トップコートを塗布して完成です。

 

弊社で施工させて頂いたウレタン防水の通気緩衝工法による作業の様子は、こちらからご確認いただけます。

 

ウレタン防水のメリット

ウレタン防水ってどんな工事?工法やメリット・デメリットも紹介!(3)

 

ウレタン防水のメリットについても見ていきましょう。

 

ウレタン防水のメリットは、以下の通りです。

 

液状なのでどんな形状の場所でも施工可

ウレタン樹脂は液状なので、狭い場所や複雑な形状の場所でも、施工可能なのがメリットです。

 

防水工事によっては、狭い場所や複雑な形状では施工できないものもあります。

 

ベランダ防水工事などでウレタン防水が採用されることが多いのも、このことが理由です。

 

他の防水工事に比べると短期間で施工できる

ウレタン防水工事は、他の防水工事と比べると比較的短期間で施工できるのもメリットです。

 

通気緩衝工法の場合は少し時間がかかりますが、密着工法なら、下地に直接ウレタン樹脂を塗布するので、その分の工期が短縮できます。

 

料金が比較的リーズナブル

ウレタン防水工事は、他の防水工事に比べると料金がリーズナブルなのも魅力です。

 

トップコートの塗り替えは必要ですが、耐用年数も他の防水工事と同程度なので、コストパフォーマンスの良い防水工事といえるでしょう。

 

既存の防水層の上から塗布することも可能

防水工事の種類によっては、既存の防水層を完全に撤去してから行うものもあります。

 

ウレタン防水の場合は、既存の防水層の上から塗布することができるので、手間も費用もその分お得になります。

 

ウレタン防水の他の防水工事について紹介した記事は、こちらからご確認いただけます。

 

ウレタン防水のデメリット

ウレタン防水ってどんな工事?工法やメリット・デメリットも紹介!(4)

ウレタン防水にはデメリットもいくつかあります。

 

ウレタン防水のデメリットを、以下にまとめました。

 

手作業なので均一な塗膜にすることが難しい

ウレタン樹脂を塗布する作業は手作業で行うので、均一な塗膜にすることが難しいというデメリットもあります。

 

ウレタン樹脂の塗膜は3cmが理想ですが、均一に3cmの塗膜を作るには、職人の高い技術が必要です。

 

ウレタン防水工事を依頼する場合は、慣れている職人が多い業者を選びましょう。

 

弊社では、ウレタン防水工事を始め、これまでに数多くの防水工事を行ってきましたので、是非お気軽にご相談ください!

 

下地の調整が仕上がりを決める

ウレタン防水工事の密着工法の場合、下地の調整が重要になってきます。

 

下地の上に直接ウレタン樹脂を塗布するので、下地の調整ができていない状態だと、塗膜が膨れてきたり、剥がれやすくなる可能性もあります。

 

防水層が乾燥するまでに時間がかかる

ウレタン防水のデメリットの1つが、防水層が乾燥するまでに時間がかかることです。

 

液状の樹脂なので、防水層が乾燥してから完成します。

 

そのため、ウレタン防水工事を行う際には、特に天候に気をつける必要があります。

 

天候のせいで工期が伸びてしまうこともあることも、デメリットといえます。

 

トップコートの塗り替えが必要

ウレタン防水の耐用年数は10年程度とされていますが、これはトップコートを塗り替えるメンテナンスが条件です。

 

ウレタン樹脂は紫外線に弱いので、トップコートで保護することが必要になります。

 

トップコートの寿命が5年程度なので、塗り替えもそのタイミングで行います。

 

トップコートの塗り替えのメンテナンスをきちんと行っていれば、10年以上、同じ防水層を使用することも可能です。

 

ウレタン防水は防水工事の定番で、どんな場所でも施工可能!

ウレタン防水ってどんな工事?工法やメリット・デメリットも紹介!(6)

ウレタン防水工事について、ご紹介してきました。

 

ウレタン防水工事には、大きく分けて密着工法と通気緩衝工法の2種類があります。

 

ウレタン防水はウレタン樹脂を塗布して防水層を形成するので、狭い場所や複雑な形状の場所でも施工可能。

 

料金も他の防水工事に比べてリーズナブルなのでおすすめです。

 

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