外壁塗装や屋根塗装には、下塗り・上塗りの他、中塗りという作業があります。
外壁塗装や屋根塗装の中塗りには、どのような役割があるのでしょうか？
この記事では、以下のことについて詳しくご紹介します。
- 中塗りの役割
- 中塗りを行うメリット
- 中塗りを行わないとどうなる？
- 中塗りの色変えって？
外壁塗装や屋根塗装において重要な役割を持つ中塗りをしっかり解説するので、最後まで記事をチェックして下さいね！
外壁・屋根塗装の中塗りって？
まずは外壁・屋根塗装の中塗りが何かということについて解説しましょう。
外壁や屋根の塗装では、下塗り・中塗り・上塗りの3度塗りが行われています。
中塗りは、下塗りと上塗りの間に行われる塗装のことです。
塗装の回数は塗料に指定されており、塗料によっては、中塗りを省いた2度塗りで大丈夫なものもあります。
ただ、業者によっては、「この塗料は2度で大丈夫なので」と3度塗りが必要なのに2度しかしない悪質なところもあります。
弊社では使用する塗料についても見積もり時に提示させて頂いております。
塗料を調べれば、3度塗りが必要なのか2度塗りが必要なのかは分かるので、施工業者には、必ずどの塗料を使用するのかを確認しましょう。
場合によっては、2度塗りで大丈夫という塗料であっても、塗装の状態を見て3度塗りを行うことがあります。
弊社の塗装に関するこだわりについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
あくまでも、しっかりと塗膜が形成されているか、塗りムラがないかを職人が確認し、判断することが必要です。
外壁・屋根塗装の中塗りの役割
外壁・屋根塗装における中塗りの役割についても見ていきましょう。
中塗りの役割には、以下のものがあります。
- 上塗りの塗料をしっかり密着させる
- 塗装の塗りムラをなくす
- 塗膜を厚くし、下地を保護する
中塗りの塗料は、上塗りの塗料をしっかり密着させる役割も担っています。
中塗りの塗料を塗布しないと、上塗りの塗料が剥がれやすくなる原因にもなるのです。
また、塗装の塗りムラをなくす役割も、中塗りにはあります。
中塗りは基本的に上塗りと同じ塗料を塗布しますが、塗料を重ねて塗ることによって、ムラがなくなっていきます。
上塗りを一度だけでは、そういう指定の塗料でない限り、ムラが残ることが多いです。
また、中塗りの大きな役割として、塗膜を厚くすることがあります。
外壁は塗料の塗膜によって保護されるので、塗膜が厚いとそれだけしっかりと下地を守ってくれます。
弊社では、下塗り・中塗り・上塗りの3度塗りを徹底して行い、仕上がりのチェックも厳しく行っています。
外壁・屋根塗装の中塗りを行うメリット
外壁・屋根塗装で中塗りを行うメリットには、以下のものがあります。
塗装の仕上がりが綺麗になる
外壁・屋根塗装で中塗りを行うことで、塗装の仕上がりが綺麗になるメリットがあります。
下塗り・上塗りの2度塗りだけでは、塗りムラが残ってしまうこともあります。
中塗りを間に挟むことで、仕上がりの美しさがまったく異なってくるのです。
また、中塗りを行うことで塗装面の凹凸をなくし、上塗りで綺麗に仕上げることができます。
塗装が長持ちする
中塗りを行うことによって、塗装の耐久性がアップします。
塗料は下塗り・中塗り・上塗りの工程ごとに乾燥時間を挟みます。
そのため、下塗り・中塗り・上塗りごとに、下地の上に塗膜が形成されていくことになります。
中塗りの分だけ塗膜が厚くなり、しっかり下地を保護してくれるので、塗装も長持ちします。
中塗りを行わないとその分塗膜が薄くなるため、塗装が耐用年数まで持たない可能性もあります。
塗料の性能をしっかり発揮させることができる
塗料には、防水性能や防カビ性能、防藻性能など、さまざまな機能が付加されたものがあります。
これらの機能をしっかり発揮させるためには、塗料の指定通りの施工を行う必要があります。
塗料の多くには、下塗り・中塗り・上塗りの3度塗りが指定されているので、この指定通りに行わなければなりません。
また塗料には、工程ごとに塗装する塗料の量と乾燥時間も指定されています。
これらの指定もきっちり守ることで、塗料はその性能を最大限発揮できるようになるのです。
弊社で施工させていただいた外壁の中塗りの様子は、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
外壁・屋根塗装の中塗りを行わないとどうなる？
外壁・屋根塗装の中塗りを行わなければ、以下のデメリットが発生する可能性があります。
- 塗装がすぐに剥がれてしまう可能性がある
- 塗料の性能が発揮されない可能性がある
- 塗りムラが残り、綺麗な仕上がりにならない
中塗りを行わないことには、さまざまなデメリットがあるので、施工業者を選ぶ際には必ず3度塗りを徹底しているところを選びましょう。
弊社では、外壁塗装・屋根塗装ともに3度塗りを徹底していますので、安心してお任せ下さい。
外壁・屋根塗装の中塗りの色変えって？
外壁塗装や屋根塗装で、中塗りを行っているかどうかは分かりづらいです。
施工前に業者から工程表を渡してもらい、確認するのが良いですが、それでも心配な場合は、中塗りの色を変えて施工してもらうこともできます。
通常は、中塗りと上塗りの塗料は同じものを使用します。
しかし、そのために、中塗りを行ったかどうかが分かりづらいという側面もあります。
中塗りの色を変えて施工してもらえば、中塗りを行ったということが分かりやすいです。
ただ、上塗りの色に影響が出てしまうこともあるので、上塗りの色に影響を出さずに中塗りの色替えを行ってもらえるかどうかは、業者に相談してみましょう。
中塗りは外壁・屋根塗装の重要工程の1つ！
外壁・屋根塗装の中塗りについてご紹介してきました。
中塗りは、上塗りの塗料をしっかり密着させ、塗りムラをなくすために必要です。
また、塗料の性能をしっかり発揮させるためにも、中塗りは外せない工程です。
ただ一部の塗料では、下塗りと上塗りのみでOKの場合もあるので、施工の際には業者にどの塗料を使用するのか確認してみましょう。
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