外壁・屋根塗装では、仕上げに上塗りという作業を行います。
この記事では、外壁・屋根塗装の上塗りについて、以下のようなことをご紹介します。
- 上塗りってどんな役割があるの?
- 上塗り2回って?
- 上塗りと中塗りや下塗りとの違いは?
- 上塗り塗料の選び方
外壁や屋根の塗装を検討中の方にとっては、上塗りは絶対に避けられない工程です。
上塗りについてしっかり解説しますので、塗装依頼の際の参考して下さい。
外壁・屋根塗装の上塗りって?
外壁・屋根塗装における上塗りというのは、塗装の仕上げの作業です。
外壁・屋根塗装はおおまかに以下の手順で行われています。
- 足場の設置
- 高圧洗浄
- ビニール養生
- 下地補修
- ケレン作業
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
- 足場の撤去
上記の工程を見ても分かるように、上塗りが行われるのは、外壁塗装・屋根塗装の最終段階です。
そのため、上塗りは外壁・屋根塗装の仕上がりを決める重要な工程といえます。
弊社の外壁・屋根塗装の施工の手順については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
外壁・屋根塗装の上塗りの役割
外壁・屋根塗装の上塗りには、以下のような役割があります。
塗装の塗りムラをなくす
外壁・屋根塗装の上塗りは、下塗り・中塗りと塗り進めてきた塗装の塗りムラをなくす役割があります。
中塗りを終えた段階では、塗りムラが残っていることも多いです。
上塗りは、塗りムラが残っていないかを確認しながら、塗りムラをなくしていく作業でもあります。
塗膜を厚くして下地を保護する
上塗りを行うことで、中塗りの状態よりもさらに塗膜が厚くなります。
塗膜は下地の外壁や屋根材を保護してくれるので、中塗りで終わるよりも上塗りも行った方がより安心です。
3度塗りを行う際に、毎回乾燥時間を挟むのも、塗膜をしっかり形成するためです。
塗料によって機能を付加する
上塗りの塗料には、機能が付加されているものも多いです。
たとえば、塗料によって耐用年数も異なり、長寿命の無機塗料を塗布すれば、長く塗装を持たせることができます。
また、防汚機能や防藻機能、遮熱性、透湿性など、塗料にはさまざまな機能が付加されています。
こうした塗料独自の機能を発揮させるためには、中塗りだけではなく上塗りも行う必要があります。
弊社では、さまざまな機能を備えた塗料を選ぶことができるので、お気軽にご相談下さい。
上塗り2回って?
外壁塗装や屋根塗装の工程表で、「上塗り2回」と表記されることがあります。
これは、「中塗り」を「上塗りの1回目」ととらえた表記の仕方で、実際には下塗り・中塗り・上塗りの3度塗りと同じ事です。
また、中塗りと上塗りに同じ塗料を使用するので、塗装会社によっては、上塗り1回目、上塗り2回目とすることもあります。
上塗り2回と書かれていて「中塗り」の表記がなくても、実際には3度塗りと同じ事なので心配はいりません。
上塗りと中塗り・下塗りの違いは?
上塗りと、下塗り・中塗りはどのように違うのでしょうか?下塗り・中塗りの役割などについて以下にまとめました。
下塗りとは
下塗りは、ケレンなどの下地調整が終わった後、下地に初めて塗る塗料のことです。
下塗りの塗料はプライマーと総称されることもあります。
下塗りの役割は、中塗りの塗料をしっかり密着させることです。
下塗りの塗料が接着材のような役割を果たし、中塗りや上塗りの塗料がすぐに剥がれないようにします。
外壁塗装の下塗り・中塗り・上塗りの役割については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
中塗りとは
中塗りは、下塗りの塗料の上に塗料を塗布することです。
中塗りは基本的に上塗りと同じ塗料を使用します。
中塗りの役割は、上塗りの塗料をしっかり密着させるための接着材の役割の他、塗膜を厚くする役割もあります。
また、施主様のご希望があれば、中塗りの色を変える色変えでの施工が行われることもあります。
これは、中塗りは作業を行っているかどうか確認しづらいため、色を変えて分かりやすくするものです。
外壁・屋根塗装の中塗りについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
外壁・屋根塗装の上塗りの塗料の選び方
外壁・屋根塗装の際に上塗りの塗料を選ぶポイントについて解説しましょう。
上塗りの塗料を選ぶ際には、以下のポイントに注目して下さい。
- 色
- 機能
- 耐久年数
- 製造メーカー
それぞれのポイントについて、以下で解説しましょう。
色
外壁塗装・屋根塗装で上塗りの塗料を選ぶ際の最大のポイントは、色です。
色は事前に実際のお住まいの写真を利用したカラーシミュレーションをご提案させて頂きますので、それを参考にお選び頂きます。
弊社では、最大5色まで使用する色をお選びいただけます。
機能
塗料には、さまざまな機能があります。
色をお選びいただいた後は、どのような機能を持った塗料を選ぶのか決めましょう。
機能には、遮熱や防藻、防カビ、透湿性、光触媒などがあります。
耐久年数
塗料は耐久年数によっても価格が変わってきます。
耐久年数の長い塗料は価格が高めですが、長く使用することを考えると、1年あたりの費用は安くなります。
耐久年数は、以下を参考にして下さい。
- ウレタン塗料:7年〜10年
- シリコン塗料:10年〜15年
- フッ素塗料:15年〜20年
- 無機塗料:20年以上
耐久年数は、予算や今後の建て替え予定なども踏まえて選びましょう。
製造メーカー
塗料にはそれぞれ製造メーカーがあります。
製造メーカーによって特徴もあるので、最終的に製造メーカーで選ぶのも良いでしょう。
弊社では、さまざまなメーカーの塗料を取り扱っていますので、お気軽にご相談下さい。
外壁・屋根塗装の上塗りは塗装の仕上がりを決める重要工程!
外壁塗装・屋根塗装の上塗りについてご紹介してきました。
外壁・屋根塗装における上塗りは、塗装の仕上がりを決める重要な工程です。
上塗りの塗料は2回塗るのが基本なので、中塗り・上塗りと表記されることもありますが、上塗り1回目・上塗り2回目と表記されることもあります。
塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの3度塗りを行うことで、塗料の性能も最大限発揮されます。
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