「外壁をサイディングにしたい」
「外壁材のメンテナンスってなにをしたらいいの?」
などお悩みの方はいませんか?
外壁材は家の強度やデザインに大きな影響を与えるので、しっかりした知識がないと不安だと思います。
そこで今回は、外壁サイディングの種類と基本知識についてご紹介します。
自分に合った外壁材を選びたい方や家の外壁のメンテナンスをしっかりしたい方は、ぜひ参考にしてください。
外壁サイディングとは
サイディングとは外壁に使用される一種であり、パネル状の板材です。
昔から外壁材として使われているモルタルと比較すると、サイデイングは強度が強く、材料費も安いです。
また形状がパネルなので施工費が安くなること、作業が簡単で工期が短いことがあり、近年では外壁材の7割近くがサイデイングになっています。
外壁サイディングの種類
サイディングの種類は以下の4つです。
- 窯業系サイディング
- 金属サイディング
- 樹脂サイディング
- 木質系サイディング
それぞれ特徴があるので紹介します。
窯業系サイディング
窯業系サイディングとはセメントと木材繊維などを合わせた外壁材です。
最大の特徴はデザイン性に優れているところであり、タイル調や木目調など、さまざまな商品があります。
比較的安価なので初期費用が抑えられ、日本で最も多く使用されている外壁材です。
しかし他の外壁材と比べて耐久性がなく、7〜10年ほどの周期でシール材や塗装のメンテナンスをする必要があります。
また熱を溜めやすい性質で、光熱費が掛かることからランニングコストが高くなる傾向にあります。
初期費用を抑えたい人や多くのデザインの中から外壁材を選びたい人におすすめです。
金属サイディング
金属サイディングは金属製の外壁材です。
材質はSGL鋼板・アルミ・トタンなど、さまざまな種類がありますが、主流なのは耐久性・断熱性・低価格が魅力のガルバニウム鋼板です。
しかし、金属サイディングは錆が発生しやすいため、使用環境や塗装状態に配慮する必要があります。
メンテナンスとしては10〜15年ほどで錆止め塗装すると良いでしょう。
また金属サイディングは種類が少なく、どれも同じ見た目になりやすいのが最大のデメリットですが、近年ではデザイン性が高い商品が増えてるため、これから主流となる外壁材と言われています。
樹脂サイディング
樹脂サイディングは塩化ビニルを使用した外壁材です。
軽くて耐久性が高いのが最大の特徴であり、メンテナンスがほとんど必要ありません。
また凍害・塩害に強い性質があるため、カナダや北アメリカなどの寒冷地帯で人気です。
しかし、温度によって伸び縮みしやすい性質なので施工の難易度が高く、日本ではあまり工事業者がいません。
ほぼメンテナンスはいらないのですが、太陽に弱い性質を持っているため紫外線を防ぐ塗装をするとさらに長持ちします。
業者選びの手間を惜しまない人、メンテナンスフリーに魅力を感じる人におすすめです。
木質系サイディング
木質系サイディングとは、無垢材や合板などの木材に耐火加工をした外壁材です。
天然の木を使用しているため他の材質では味わえない経年変化を楽しめます。
機能面では熱を吸収しにくく、断熱性が高い性質があるので夏は涼しく、冬は暖かい部屋にできます。
しかし、デメリットととして防火性能が低く、特殊な塗装をしなければ準防火地域で使用できないのが注意点です。
また、湿気で腐食しやすい性質なのでメンテナンス周期は3〜10年と短く、クリア塗装で耐久性を上げることをおすすめします。
コストが高くても木の雰囲気にこだわりたい人におすすめです。
外壁サイディングのメンテナンス方法
工事内容を知っておくと、工事業者が適格な方法で工事しているのか判断できます。
ここでは外壁サイディングのメンテナンスについて、代表的なものを3つご紹介します。
- コーキング(シーリング)補修
- 塗装
- 張替え工事・カバー工法
コーキング(シーリング)補修
コーキング補修は、サイディングの接合部分などの隙間を埋める際におこないます。
また外壁材のひび割れもコーキングで補修できるなど、さまざまな場面で使用することが多いです。
コーキング材は10年程度で硬化したり剝がれやすくなるので、外壁材の水漏れや劣化に影響します。
また、コーキング補修には以下の2種類の工法があります。
- コーキング打ち替え→古いコーキング材を撤去してから新しいコーキング材を打つ
- コーキング増し打ち→古いコーキング材の上から新しいコーキング材を打つ
塗装
外壁を塗装すると表面の損傷や劣化を補修できます。
最もおすすめなのは高い耐久力と低価格が魅力のシリコン系塗料です。
以下に塗料の種類をご紹介します。
- フッ素系塗料(耐用年数:15~20年)
- シリコン系塗料(耐用年数:8~15年)
- ウレタン系塗料(耐用年数:5~10年)
張替え工事・カバー工法
劣化が激しい場合は「張替え工事」か「カバー工法」がおすすめです。
両者とも費用が高いメンテナンスですが、部分的な補修よりも費用が安くなるケースがあります。
張替え工事は既存の壁を撤去し、新しい外壁を設置する工事です。
工事は高額ですが外壁自体が新しくなるため、しばらくは大規模な修理が不要になります。
一方、カバー工法は既存の壁に新しい壁を重ねる工事です。
メリットは張替え工事と比べると工事費用が安い点、住み続けたまま工事ができる点が挙げられます。
ただしカバー工法は外壁材を重ねることで内部のトラブルが見つけにくくなるため注意が必要です。
外壁サイディングの種類別の見分け方
外壁サイディングは種類ごとに見分け方があります。
外壁サイディングの種類でメンテナンス方法が変わってくるため、自宅の外壁材がわからない方は確かめておきましょう。
- 窯業系サイディング→横幅が455㎜、目地がわかりやすい
- 金属サイディング→目地があるが目立たない
- 樹脂サイディング→コーキングが使われていない、プラスチックのような質感
- 木質系サイディング→天然木なので見た目がわかりやすい
まとめ
サイディングは強度があり価格も安いですが、種類によって大きな差があります。
自分の家の外壁材を選ぶ際は、気に入ったデザインで選ぶのもいいですが、自分のライフスタイルを把握し扱いやすいものを選んでください。
デザイン性やコスト面、メンテナンス性を考慮し、自分で納得のいく外壁材を選びましょう。
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