外壁塗装の金額が安すぎて、しっかりした工事をしてくれるのか?と不安に感じている人はいませんか?
工事のコストは重要ですが、金額が安すぎると手抜き工事などが発生する可能性が高いです。
手抜き工事をする業者を選んで、後々トラブルになりたくはないですよね。
そこで今回は、外壁塗装が安すぎる場合に、業者がどんなことをしているのか?見積もり時に気を付けるポイントなどを紹介します。
工事費が安すぎる!外壁塗装業者が使う4つの手口
安すぎる外壁塗装には、以下の手口でコストを削っています。
- グレードを落とした塗料を使う
- 後から追加請求してくる
- 手抜き工事で工期短縮
- 人件費を削る
グレードを落とした塗料を使う
業者によっては、見積書に記載した塗料より下のグレードの商品を使い、コストを抑えている場合があります。
さらに、よりバレづらくするため、本来なら塗装は下塗り・中塗り・上塗りを同じグレードでおこなうところを、中塗りのみグレードを下げる業者もいます。
塗料はグレードが上がるにつれて耐久性やコストが大幅に高くなりますが、外観だけでは違いがわかりにくく、気が付くのはとても難しいです。
後から追加請求する
外壁塗装をするには足場の仮設や洗浄など、さまざまな工程が必要です。
しかし、最初に工事の詳細を記載していない安い見積書を出しておいて、工事が終わってから追加分を請求する業者がいます。
そのため、せっかくコストの安さで業者を選んだのに、他の業者で工事した方が安かったというケースがあります。
ただし普通の業者でも予想外の事態が起きて、仕方なく追加工事が発生してしまう場合もあるので、見極めが難しいです。
手抜き工事で工期短縮
本来やらなければいけない工程を削って、工期を短縮する業者もいます。
特に足場は安全性を確保するために、コストを掛けて正しく設置する必要があるのですが、手抜き工事の標的になりやすいです。
また、メーカーで指定する乾燥時間を削って工期を短縮する業者もいます。
工期が短いことは良いことかもしれませんが、無理な工期短縮は工事の安全性や塗装の品質に影響してくるので、デメリットの方が大きいでしょう。
人件費を削る
塗装職人は技術や経験の違いで人件費が数倍違います。
そのため、コスト削減するためにベテラン職人を1人現場監督につけて、実作業は見習い職人がおこなうという業者がいます。
見習い職人だけで外壁を塗装をすると品質が悪くなり、工事後すぐに塗装が剥がれてしまう危険性が高いです。
また、見習い職人は作業に慣れていなく、危険作業をする可能性がとても高くなります。
ベテラン職人が現場監督をしているからといって、工事全部を細かく監視できるわけではないので注意が必要です。
外壁塗装の金額が安すぎる場合、見積書を確認しましょう!
外壁塗装の金額が安すぎる場合、見積書を確認することで、しっかりとした工事をしてもらえるか判断できます。
確認事項は以下の3つです。
- 塗装面積は記載されているか
- 工程が細かく記載されているか
- 塗料の名称が記載されているか
塗装面積は記載されているか
塗装の面積がきちんと記載されているかチェックしましょう。
工事のコストは塗装面積に比例して高くなるのですが、細かい数字まで気にしている人は稀なので、勝手に塗装面積を変える業者がいます。
そのため、「予想していたところを塗装してもらえなかった」「工事中に指摘したら追加費用が発生した」などのトラブルになります。
塗装する場所としない場所を業者としっかり決めて、塗装面積を算出しておくとチェックしやすいです。
工程が細かく記載されているか
工事の工程が素人にもわかるように、1つ1つ記載されているかをチェックしましょう。
見積書には工事の工程表も一緒に提出してくる場合が多いのですが、工事の全貌を隠して、手抜き工事をする業者がいます。
特に「一式」と記載されている場合は、大事な工程が抜けている可能性が高いので注意が必要です。
工程が詳細に書かれていると、必要な項目が入っているかの確認にもなるので、きちんとチェックしておきましょう。
塗料の名称が記載されているか
見積書に塗料の名称が記載されているのをチェックしましょう。
塗料は種類によってさまざまな特性があり、耐久性も異なるのですが、見た目だけでは違いが分かりづらいです。
そのため、グレードの低い塗料を内緒で使う業者がおり、後々になって施工不良だったということが出てきます。
塗料の名称がわかれば、メーカーのホームページから値段の相場がわかるので確認しておきましょう。
金額が安すぎても問題なし!外壁塗装の優良業者の選び方
優良業者を選ぶには、以下の4つのポイントを押さえるとよいでしょう。
- 資格がある業者
- 自社施工である業者
- 口コミがいい業者
- アフターフォローがしっかりしている業者
資格がある業者
「1級塗装技能士」などの資格を持っている業者は優良業者である証拠です。
特に1級塗装技能士の資格は実技と学科の両方で合格する必要があるため、塗装に関して豊富な知識と技術を持っている証になります。
また、資格保有者が多い業者は社員の教育にも力を入れているとわかるので、確認しておくとよいでしょう。
業者のホームページを見ると資格保有者がどれくらい在籍しているか確認できるので、事前にチェックしてください。
自社施工である業者
依頼された仕事を下請けに出すと、中間マージンが発生し工事のコストが高くなるので、優良業者は自社施工します。
また、下請けで施工する場合は伝達漏れや認識ずれが発生しやすいため、営業と職人の距離が近い自社施工の方がスムーズに工事できます。
自社施工と下請けではコスト面と品質面の両方に大きな差が出てくるので、事前に業者に聞くとよいでしょう。
口コミがいい業者
優良業者選びには第三者からの口コミもチェックしましょう。
実際に工事をした人の生の声はとても参考になります。
情報を得るためには、ホームページやSNS、口コミサイトを参考にしましょう。
アフターフォローがしっかりしている業者
アフターフォローがしっかりしているということは、仕事に自信と責任感がある証拠なので、優良業者である可能性が高いでしょう。
どんなに優秀な職人でも、塗装後に塗膜の剥がれや膨れなどのトラブルが起きてしまうこともあります。
そんな時のために、保証期間内なら塗装に関する不具合を、塗り直しなどのサービスで対応してくれるのです。
業者によっては初期不良だけではなく、数年に一度の周期で定期点検をしてくれる場合もあるので、アフターフォローがしっかりしている業者を選びましょう。
当社の外壁塗装工事についてはこちらの「こだわりの外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。
まとめ
外壁塗装のコストが安すぎると、塗装の品質と工事の安全面が不十分な可能性が高いので、見積書や口コミなどをしっかり確認して業者を見極めてください。
業者を選ぶ際に自分で判断する自信がなければ、複数の業者に見積もりを依頼するとさまざまな部分を比較できます。
相場よりコストが安すぎる場合、すこしでも怪しいと感じたら徹底的に疑うと手抜き工事を防止できます。
当社では住まいの点検とお見積もりを無料で行っております。
お気軽にご相談ください!
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