皆さん、外壁塗装の色選びに迷ってはいませんか?
外壁塗装において、色選びは住宅のイメージを決めるとても重要な要素ですが、実際に塗装すると「思っていた色と違った」と感じる人が多いです。
色選びにはさまざまなポイントがありますが、その中でも面積効果によって色の見え方が大きく変化してきます。
そのため本記事では、外壁塗装の色を理想の仕上がりにしたいという人のために、面積効果について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
外壁塗装の面積効果で異なる見え方
面積効果とは、色が実際の面積によって見え方が変わる現象です。
外壁塗装では、選んだ色が実際の建物の大きさに影響されるため、思っていた通りの色合いにならない場合があります。
以下に、面積効果で異なる見え方の違いを示します。
明るい色の場合
明るい色は、面積が大きくなるとその色がより薄かったり、明るく見えたりしやすいです。
例えば、白やベージュのような色は、広い面積に塗ると予想以上に明るく、膨張して見えやすいです。
これにより、実際の色よりも白っぽく見える場合があります。
暗い色の場合
暗い色は、面積が大きくなるとその色がさらに暗くなったり、深く見えたりしやすいです。
例えば、濃いグレーやダークブルーなどは、広い面積に塗るとより重厚感が増し、実際よりも暗く感じやすい場合があります。
これにより、思ったよりもシックで落ち着いた印象を与えられます。
なぜ外壁塗装で面積効果が起こるのか?
面積効果が起こる理由は、身体の視覚系の働きがこの現象に大きく関与しています。
目の網膜にある視細胞は、外部から入ってくる光を受け取る部分で、視細胞の数や配置が色の見え方に影響を与えます。
例えば、広い面積の明るい色は周囲の光を多く反射し、その反射光が網膜に多く届くため、視細胞がより多くの光を感知し色がより明るく感じやすいです。
一方で、暗い色は光を吸収しやすく、視細胞に届く光の量が減って色をより暗く感じやすくなります。
こうした視覚系の働きが面積効果を引き起こし、色の見え方に大きな影響を与えます。
面積効果を踏まえた外壁塗装の色選び
面積効果を踏まえた上で以下の方法を試すと、より良い色選びができます。
- 大きい色見本で確認
- 明るい色はワントーン暗め、暗い色はワントーン明るめにする
- カラーシュミレーションをする
- 実際の建物と色見本を比較する
大きい色見本で確認
まず、大きな色見本を使って色を確認するのが有効です。
小さなサンプルでは面積効果を十分に体感できません。
実際に大きな面積での色見本を用意すると、実際の外壁に塗ったときの色味をより正確に把握できます。
明るい色はワントーン暗め、暗い色はワントーン明るめにする
明るい色を選ぶ際は実際よりも少し暗めのトーンを選ぶと、面積効果で実際の色がちょうどよくなります。
一方、暗い色を選ぶ時は少し明るめのトーンを選ぶと、実際の色が適切に見えます。
この方法を使うと、予想以上の明るさや暗さを防げます。
カラーシュミレーションをする
カラーシュミレーションを活用すると、面積効果を事前に確認できます。
カラーシュミレーションには専用のソフトウェアやアプリを使って、外壁に塗った場合の色の見え方を確認できるので、より正確な色選びが可能になります。
実際の建物と色見本を比較する
実際の建物と色見本を比較してみるのが大切です。
色見本を実際の建物に合わせてどのように見えるかを確認すると、面積効果による色の変化を具体的に把握できます。
業者に頼むと実際の建物を見せてくれる場合があるので、依頼してみましょう。
面積効果以外の錯覚
色選びにおいて、面積効果だけでなく他にも色に関する錯覚があります。
以下の錯覚を理解しておくと、より理想的な色選びができます。
- 明度対比
- 彩度対比
- 色相対比
- 光源色
明度対比
明度対比とは、色の明るさの違いが隣り合う色の見え方に影響を与える現象であり、明るい色の隣に暗い色を置くと、暗い色がさらに暗く感じられます。
明度対比の影響をコントロールするためには、まず隣り合う色の明度をより近いものに調整するとよく、明るい色と暗い色の間に中間色を挟むと対比を和らげられます。
また、明度のコントラストが強すぎると感じる場合は、色の面積を調整する方法もおすすめです。
例えば、明るい色を広い面積に使用し暗い色を小さな面積にすることで、視覚的なインパクトを抑えられます。
これらの方法を活用すると、明度対比の影響をコントロールし調和の取れたデザインが実現できるでしょう。
彩度対比
彩度対比とは、色の鮮やかさや強さの違いが隣り合う色の印象に影響を与える現象です。
特に、高彩度の色が近くにあると、低彩度の色はさらにくすんで見える場合が多いです。
彩度対比の影響を軽減するためには、まず隣り合う色の彩度を合わせると対比を和らげられるので、色のバランスを整えられます。
また、高彩度の色を小さな面積に使い低彩度の色を広い面積にすると、全体的な調和を保てるようになります。
その他にも、高彩度と低彩度の間に中間色を挟んで対比を緩和する方法もおすすめです。
これらの方法を用いると彩度対比の影響をコントロールし、より美しい配色を実現できるでしょう。
色相対比
色相対比とは、色の種類(色相)の違いによって隣り合う色が異なって見える現象です。
例えば、赤と緑のように補色の関係にある色は、お互いを引き立て合うためより鮮やかに感じられます。
補色の組み合わせは視覚的に強い印象を与えるため、全体のバランスを考えながら色の面積や配置を工夫すると良いでしょう。
また、色相の選び方においては、色相環を活用して類似色やトライアド配色(色相環上の三角形を形成する色の組み合わせ)を考慮すると、バランスの取れた配色を実現できます。
しかし、色相対比を意識しすぎると視覚的に疲れる場合があるため、全体的なビジュアルバランスを意識しながら調整をおこなってください。
光源色
光源色とは、照明の色が色の見え方に影響を与える現象であり、暖色系の光(赤みがかった光)では色が温かく見え、寒色系の光(青みがかった光)では色が冷たく見えやすいです。
そのため、光源色が外壁の色に与える影響を理解し、日中や夜間の照明条件でどのように見えるかを確認すると、理想的な色合いを実現できます。
特に、建物の外壁にサンプルを塗布し、さまざまな時間帯や異なる光源条件(昼間の自然光や夜間の人工光)で色の見え方をチェックするのが推奨されます。
以上の方法で、光源色の影響を適切に管理すると、より効果的に外壁塗装の色選びがおこなえるでしょう。
まとめ
外壁塗装の色は面積効果で見え方が変化しやすいので、明るさや暗さの調整をするのが重要です。
近年ではパソコンでカラーシュミレーションができますが、画面上だけでは限界があるので、実際に塗装する面積で確認したほうがよいでしょう。
業者によっては自分の希望する色を使っている建物に案内してくれる場合もあるので、相談してみるのもおすすめします。
また、朝や夕方などで見え方も違ってくるので、さまざまな条件を想定して照明を当ててみると失敗しづらいです。
これらのポイントを押さえた上で、理想的な外壁塗装の色選びをおこないましょう。
当社の外壁塗装工事については「こだわりの外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。
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