サビ止め塗装ってなに?特徴や塗装のタイミングを紹介

サビ止め塗装ってなに?特徴や塗装のタイミングを紹介

サビ止め塗装は、住宅のメンテナンスをするうえでとても重要な要素です。

そのため、特徴をしっかり理解しておくことが大切です。

もし、サビ止め塗装についての知識がないと、住宅の寿命を縮めてしまう可能性が高くなります。

そのため本記事では、サビ止め塗装の特徴や塗装する適切なタイミングなどを紹介します。

この記事を読むとサビ止め塗装で家の寿命を長持ちさせられるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

サビ止め塗装とは

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サビが発生すると金属の強度が低下し、最終的には破損する可能性があります。

そのため、サビ止め塗装を施しサビの原因となる酸素や水分を防ぐと、長期間にわたって金属製品を保護できます。

住宅においてサビ止め塗装は、鉄製のフェンスや門扉、屋根の金属部分、雨樋などに使用されている場合が多いです。

また、金属製のサイディングやバルコニーの手すりなどもサビ止め塗装が施される場合が多いです。

サビ止め塗装の色について

サビ止め塗装ってなに?特徴や塗装のタイミングを紹介

サビ止め塗装にはさまざまな色がありますが、かつてはサビ止め塗装に鉛系の原料が使用されていました。

鉛系のサビ止め塗料は防錆性能が非常に高いとされていましたが、鉛は健康や環境への影響が懸念されたため、現在では使用が制限されています。

現代のサビ止め塗装は鉛を含まない成分を用いたものが主流となっていて、グリーン、グレー、ブルー、イエローなどさまざまな色から選べます。

サビ止め塗装のメリット・デメリット

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サビ止め塗装のメリットには、金属の耐久性が向上しサビの発生を防げる点です。

ただし、すでにサビが発生している場所にサビ止め塗装をしても、効果がないため注意が必要です。

デメリットとしては、塗装作業が必要であるため手間やコストがかかる点が挙げられます。

また、塗装にムラがあった場合はサビ止めの効果が十分に発揮されないため、経験豊富な業者に頼む必要があります。

なぜ鉄にサビが発生するのか?

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鉄にサビが発生する主な原因は、水分と酸素です。

鉄が水と酸素と接触すると酸素が鉄に電子を奪い、鉄が酸化されて「酸化鉄」(Fe₂O₃)というサビが形成されます。

サビを発生したまま放置すると、酸化が進行し鉄の強度や耐久性が著しく低下します。

特に、鉄製の配管やフェンス、屋外の鉄製ドアや窓枠などがサビによって劣化すると、強度や耐久性が低下し漏水や腐食による破損が起こりやすいです。

また、サビた鉄は水分を吸収しやすくなり、酸化反応が加速してさらにサビが広がるため早期の対策が重要です。

サビ止め塗装のタイミング

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サビ止め塗装をおこなうタイミングは、金属を長持ちさせるために非常に重要です。

以下の兆候が見られた場合、早急に対処すると大規模な修理や交換を防ぐことができます。

  • 変色
  • チョーキング
  • 斑点状のサビ
  • ひび割れや塗装剥がれ

変色

金属表面がくすんだり、色が変わっている場合はサビの初期段階かもしれません。

通常の銀色や黒など初期の色から赤茶色に変わった場合、それは酸化が進行している兆候です。

変色を放置するとサビが進行し、後々修理費用が高額になる可能性があるので、早い段階でサビ止め塗装を施しておくとよいでしょう。

チョーキング

金属表面に白い粉が浮き出てくる現象は「チョーキング」と呼ばれ、塗料が劣化しているサインです。

特に、手に付着するくらい粉が発生している場合、その塗装は紫外線や雨風で劣化が進行している前兆です。

このタイミングで新たにサビ止め塗装をすると、サビが広がるのを防げます。

斑点状のサビ

金属に小さな斑点状のサビが発生している場合、サビが広がり始めている段階です。

斑点が小さいうちは研磨してサビを除去し、サビ止め塗装をすれば被害を最小限に抑えられます。

しかし、斑点が拡大すると金属自体の腐食が進み、修理や交換が必要になるため早めの対策が重要です。

ひび割れや塗装剥がれ

塗装がひび割れたり部分的に剥がれている場合、湿気が金属に直接接触してサビが発生しやすくなっている状態です。

このような症状が見られた場合は、すぐにひび割れを修復し新しいサビ止め塗装をおこないましょう。

サビ止め塗装の種類

サビ止め塗装にはいくつかの種類があり、それぞれ異なる特性を持っています。

以下の3つが主な種類です。

  • 油性系
  • 合成樹脂系
  • エポキシ樹脂系

油性系

油性系のサビ止め塗料は耐久性が高く、強力な防錆効果を発揮します。

また、塗膜がしっかりと密着し防サビ効果が高いので、長期間にわたって金属を保護できるのが特徴です。

しかし、他の塗料を比較すると乾燥時間が長いため、作業効率が悪化してしまいます。

そのため、油性系塗料は近年ではあまり使用されていない塗料です。

合成樹脂系

合成樹脂系のサビ止め塗料は、全体的にバランスが取れた塗料です。

速乾性があり、紫外線に優れているというメリットがあります。

ただし、合成樹脂系の塗料は油性系に比べて防カビ性が劣ってしまいやすく、定期的な再塗装が必要です。

エポキシ樹脂系

エポキシ樹脂系の塗料は非常に高い防錆効果や耐久性、速乾性を誇ります。

また、塗料特有の臭いが少ないので環境にも優しく、近年最もよく使われている塗料です。

しかし、相性の悪い塗料と組み合わせると耐久性が落ちてしまうので、塗装専門店で慎重に判断してもらうのがよいでしょう。

サビ止め塗装の手順

サビ止め塗装ってなに?特徴や塗装のタイミングを紹介

サビ止め塗装をおこなうには、以下の手順を踏みます。

  • 高圧洗浄
  • 下地調整
  • マスキング
  • サビ止め塗装
  • 中塗り、上塗り

手順①高圧洗浄

最初に高圧洗浄を行い、金属表面に付着した汚れや旧塗膜をしっかりと除去します。

汚れや旧塗膜を除去するとサビ止め塗料の密着が良くなり、塗装の効果が高まります。

高圧洗浄を怠ると汚れや旧塗膜が残り、塗料が適切に密着せず塗装効果が低下するのでとても重要な工程です。

手順②下地調整

下地調整では、金属表面のサビや腐食を取り除き平滑な状態にします。

ワイヤーブラシやサンドペーパーを使って表面のサビを丁寧に削り取りますが、サビが深い場合は研磨機を使用します。

サビが残っていると新しい塗料の効果が減少するため、下地調整はとても重要です。

手順③マスキング

下地調整の次はマスキングテープやシートを使って、塗料が不要な部分に付着するのを防ぎます。

特に、窓枠や周囲の木材などにマスキングをおこなう場合が多いです。

マスキングが不十分だと周囲に塗料が付着し、仕上がりが不潔に見えるだけでなく後で取り除く手間が増えてしまいます。

手順④サビ止め塗装

サビ止め塗装をおこない、塗料を均等に塗布しサビの発生を防ぎます。

塗装が乾燥するまで、触れたり湿気にさらしたりしないようにするのが作業のポイントです。

手順⑤中塗り・上塗り

サビ止め塗装の後に中塗りや上塗りをおこない、さらに強力な保護層を作ります。

これにより塗装面が耐久性を持ち、長期間にわたって金属を保護できるでしょう。

まとめ

サビ止め塗装は、サビを予防する役割があります。

そのため、もうすでにサビがある状態では塗料がサビの表面に密着しにくく、サビ止め効果が不完全になる可能性が高いです。

しかし、サビ止め塗料の中には、サビが発生した上から直接塗布できる製品もあります。

これにより、旧塗膜やサビを完全に取り除く必要がなくなりますが、手で触ってボロボロと取れる程度にサビの進行がある場合は、効果が発揮されないので注意しましょう。

当社の外壁塗装工事については「こだわりの外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。

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