タイルはもともと風雨に強く、湿気や紫外線によるダメージを受けにくいので耐久性が高く、塗装をしなくて済む素材です。
しかし長い年月が経つと、タイルも外的要因によって表面が汚れたり、劣化したりする可能性があるため塗装が必要な場合があります。
しかし、タイルの塗装はメリットや注意点を知らないと、ひび割れや浮きが発生して建物にダメージを与えてしまうのです。
そこで本記事では、外壁に使用するタイルの塗装について解説します。
外壁のタイルを塗装するメリット
タイルの塗装には、美観を整えたり建物全体の耐久性を向上させたりするメリットがあります。
以下で詳しく説明します。
美観が整えられる
タイルに塗装を施すと、家全体の美観を整えられます。
なぜなら、塗装はタイル表面の汚れや傷を隠し、明るい色や新しい質感を与えられるからです。
特に、経年劣化によって色褪せたり汚れが目立ったりする場合、塗装は大きな効果を発揮します。
また、暗い色のタイルを明るい色で塗装するなど見た目を大幅に変えられるので、家の印象を変えたいという人にもおすすめです。
耐久性が上がる
タイル自体は強度がありますが、塗装を施すとさらに耐久性が高まります。
なぜなら、長期間風雨に晒されると目地部分の劣化や、微細なひび割れが生じる場合があるからです。
例えば、モルタルで形成された目地やタイルの隙間に塗料を塗布すると、水の侵入を防ぎひび割れやカビの発生を抑えられます。
そのため、塗装を定期的におこなうと寿命がさらに延びます。
外壁のタイル塗装の注意点
タイル塗装は見た目や耐久性を向上させる効果が期待できますが、いくつかの注意点を守らないと逆効果になる可能性があります。
以下では、タイル塗装における3つの重要な注意点について説明します。
- 専用の塗料を使用する
- クリア塗装にする
- 専門業者に依頼する
専用の塗料を使用する
タイルに塗装を施す際には、必ずタイル専用の塗料を使用しましょう。
なぜなら、通常の外壁用塗料を使用してしまうとタイル表面に塗料が密着せず、すぐに剥がれる可能性があるからです。
特に、レンガ調のタイルや凹凸があるデザインのタイルでは、塗料の選定が非常に重要になります。
また、耐久性や撥水性が求められる場所では耐候性のある専用塗料を使用する必要があるので、塗料の選定は専門業者に相談するのがおすすめです。
クリア塗装にする
タイル本来の質感や色合いを活かしたい場合には、クリア塗装を施すのが適しています。
なぜなら、クリア塗装はタイル表面に透明な保護膜を作るため、見た目を変えずに保護効果を発揮できるからです。
例えば、レンガ調のタイルのような見た目に特徴がある外壁にクリア塗装を施すと、風合いを維持しつつ、紫外線や雨水によるダメージを軽減できます。
クリア塗装を施すと、タイルの独特な質感やデザインをそのまま残しながら劣化や汚れを防ぎやすくなります。
専門業者に依頼する
タイルの塗装作業は、塗料の選定や塗り方など専門的な知識が必要なので、DIYではなく専門業者に依頼するとよいでしょう。
もし、素人が塗装をおこなうとムラが出たり、塗料がすぐに剥がれてしまう可能性が高いです。
専門業者に塗装を依頼すると、足場を設置し適切な下地処理をおこなった上で塗装できるので、外壁全体を美しく保てます。
塗装以外のタイルのメンテナンス
タイルの外壁はその耐久性と美観が評価されていますが、長期間にわたって劣化から維持するには塗装以外にも定期的なメンテナンスが必要です。
以下では、塗装以外で重要なメンテナンス方法について説明します。
- 目地の補修
- 洗浄
- 張り替え
- タイルの浮き補修
- モルタル補修
目地の補修
タイルのメンテナンスでは、目地の補修が重要です。
目地部分が劣化すると、雨水が浸入しタイル自体の寿命を縮める原因となります。
特に、モルタルで形成された目地は、経年劣化によってひび割れや崩れが生じやすいので注意が必要です。
10年ごとを目安にチェックをして必要に応じて早期に補修をおこなうと、外壁全体の耐久性を保てるようになります。
洗浄
外壁は常に風雨にさらされて、埃や苔、カビなどが付着しやすいため、タイルの表面を定期的に洗浄すると美観を維持できます。
特に、苔やカビが根を張る前に洗浄をおこなうと、劣化の進行を防ぎタイルの寿命を延ばせるようになります。
3〜5年に一度の目安に高圧洗浄をおこなうと汚れを効率よく除去し、タイル表面の美しさを保ちやすくなるでしょう。
張り替え
タイルが大きく損傷した場合や経年劣化が著しい場合には、タイルを張り替える必要があります。
特に、部分的な修繕では補えないほどの劣化がある場合、20〜30年ごとを目安にタイルの張り替えをおこなうと外壁全体の耐久性を向上させられます。
張り替えは費用はかかりますが長期的に見ればメンテナンス費用を抑えられる可能性が高くなるので、おすすめのメンテナンス方法です。
タイルの浮き補修
タイルは、劣化や地震などの振動が原因でタイルが浮いてくる場合があります。
そのため、タイルの浮きを発見したときは早めに補修をおこなうのが重要であり、放置するとタイルが剥がれて落下する危険性があるため注意が必要です。
浮きの補修には専用の接着剤やモルタルを使用して補修をおこなう場合が一般的なので、10〜15年ごとの点検をおすすめします。
モルタル補修
モルタルはタイルの目地や下地として使用されており、経年劣化によりひび割れや剥離が発生しやすいです。
ひび割れや劣化が起きると雨水の浸入を招き、外壁全体にダメージを与える可能性があります。
そのため、5〜10年ごとにモルタルの状態を確認し、劣化が見られた場合には速やかな補修が必要です。
まとめ
タイル自体は耐久性が高い素材ですが、劣化や汚れ、目地のひび割れなどは避けられない問題です。
そのため、適切な方法でタイルに塗装を施すと、長期間にわたる耐久性と美観を保てるようになります。
さらに定期的な塗装や補修、洗浄をおこなうと、タイルの寿命を延ばし建物全体の価値を維持しやすくなります。
タイルのメンテナンスは専門的な知識が必要な作業も多いため、DIYはせずに専門業者に依頼したほうがよいでしょう。
当社の外壁塗装工事については「こだわりの外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。
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