「屋根塗装ってどのくらいの日数がかかるの?」「屋根塗装業者が手抜きしていないか確認したい!」と思っている人はいませんか?
屋根塗装の工程を把握せずにいると、必要な作業がおこなわれずに早期に塗装が剥がれたり、屋根材が劣化したりするリスクが高まります。
そのため本記事では、スムーズな施工や高い仕上がりを実現できるように、屋根塗装の工程について解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
屋根塗装の工程
屋根塗装の詳細な流れを解説します。
①近隣挨拶
屋根塗装工事は近隣に影響を与えるため、工事開始前に近隣住民へ挨拶するのは重要です。
特に、高圧洗浄や足場設置など音が出る作業があるため、事前に知らせておくとトラブルを防げます。
例えば、「何月何日から何時頃に作業が始まります」と具体的に伝えると、近隣住民も安心です。
近隣挨拶を省略すると不満や苦情が発生する可能性があるため、1日ほどかけて業者と一緒に近隣挨拶をおこないましょう。
②足場設置
屋根塗装工事は、最初に足場設置をおこないます。
足場を設置すると安全性かつ効率的に作業がおこなえるだけでなく、下地処理や塗装作業の効率化にもつながります。
費用は一般的に工事全体の20〜30%を占めるため高額な作業ですが、仕上がりの質を保つために必要不可欠です。
足場の設置は1日で完了しますが、大きな家や特殊な構造の場合、2日程度かかる場合もあります。
③高圧洗浄
高圧洗浄は屋根に付着した汚れや苔、古い塗膜を水圧で除去し、塗料の密着性を高めるためにおこないます。
特に劣化が進んでいる屋根は汚れが深く入り込んでいるため、時間をかけて洗浄したほうがよいでしょう。
通常、この作業は1日で完了しますが、屋根の劣化が激しい場合や広い面積を洗浄する場合は、さらに延長しておこないます。
④下地処理
屋根塗装の仕上がりに大きく影響を与えるのが下地処理です。
下地処理は塗料を均一に塗りやすくするための準備なので、屋根にひび割れ補修や錆の除去などの作業をおこないます。
この作業を怠ると、塗膜が剥がれやすくなって耐久性が大幅に低下するため、時間をかけるとよいでしょう。
そのため、劣化が進んだ屋根の場合この工程に2日ほどかかる場合がありますが、軽微な修繕であれば1日で完了します。
⑤養生
養生は屋根以外の部分をシートで覆い、塗装作業で余分な場所を汚さないための重要な工程です。
作業には1〜2日程度かかりますが、風が強い地域では養生が不十分だと塗料が飛び散りやすいので、さらに時間をかけて養生する場合もあります。
⑥塗装(下塗り)
塗装の土台を作る下塗りは、仕上がりの品質を左右します。
下塗りでは専用の塗料を使用して屋根全体に薄く塗膜を作り、塗料を定着させるために必須です。
下塗りを怠ると、塗料が剥がれやすくなり耐久性が著しく低下します。
通常1日で終わりますが、天候や乾燥時間によっては翌日の作業開始まで時間を置く場合もあります。
⑦タスペーサー(縁切り)
タスペーサーによる縁切りは、屋根と屋根の間に隙間を作る工程です。
タスペーサーとはスレート屋根の塗装時に使用する部材で、屋根材の隙間に挿入して通気性と排水性を確保する役割があります。
そのため、縁切りの工程を省略すると内部で結露が発生し、せっかく塗装しても雨漏りになってしまう可能性が高くなります。
下塗りと同時におこなわれる場合が多いですが、別途時間を取る場合は1日程度かかる作業です。
⑧塗装(中塗り・上塗り)
中塗りでは色と厚みを均一にし、次に上塗りをおこない塗膜を強化します。
中塗りと上塗りはそれぞれ1日ずつおこなわれるので、乾燥時間を考慮すると合計で2〜3日かかる場合が一般的です。
⑨検査・手直し
検査・手直しは最終的な仕上がりを確認し、ムラがあれば修正する工程です。
業者が独自の検査をおこなう場合が多いですが、依頼者自身も目視でチェックすると安心です。
この作業は通常1日で完了しますが、大規模な手直しが必要な場合は2日かかることもあります。
⑩足場の解体・清掃
最後に足場を撤去し、工事現場をきれいにする工程です。
足場を解体し周囲の清掃を徹底すると、工事が完全に終了します。
この工程は通常1日で完了します。
屋根塗装中の注意点
屋根塗装中は、普段の生活に少し影響が出る場合があります。
以下では、よくある注意点とその対処法について解説します。
塗装中は窓が開けられない時がある
屋根塗装では塗料が飛び散る可能性があるため、塗装工事中は窓を閉じて過ごす時間が長くなります。
特に高圧洗浄をしていると、汚れや塗料が窓に付着する可能性があるため窓が開けられません。
どうしても喚起したいときは、事前に業者に作業スケジュールを確認してタイミングを把握しておくか、換気扇や玄関のドアから換気するようにしましょう。
塗装中は洗濯物が干せない
塗料の飛散を防ぐため、塗装中は洗濯物を外に干せない場合が多いです。
特に、スプレーガンを使用する作業では塗料が広範囲に飛びやすくなります。
工事期間だけ室内干しやコインランドリーを利用するといった対策をおすすめします。
塗料のニオイが気になる場合がある
塗料の種類によっては、施工中に独特のニオイを感じる場合があります。
強いニオイは不快に感じるだけではなく、吐き気、めまい、頭痛など健康被害が出る可能性も高いです。
対策としては施工後に早めに換気をおこなったり、ニオイの少ない水性塗料を選んだりする対策が挙げられます。
塗装中は外出しても問題ない
塗装工事中は基本的に住人が外出していても問題なく進行しますが、現場確認の時や完了検査の時には立ち会いが求められる場合があります。
現場確認では進捗状況や作業内容について説明を受けるため、仕上がりに納得するためにも重要です。
また、完了検査では最終的な仕上がりを確認し、問題点があれば修正を依頼する機会となります。
そのため、「何時に出発する予定か」や「工事が終わる時間」を事前に確認しておくと安心です。
屋根塗装の工期が延びる場合
屋根塗装工事は、さまざまな理由で工程が延びる可能性があります。
以下では主な原因と対策を解説します。
天候不良による延長
雨や強風は塗装作業に大きな影響を与えます。
なぜなら、屋根塗装は乾燥時間を必要とするため、雨が降ると作業を中断しなければいけなくなるからです。
また、強風が吹いている場合も塗料が飛散しやすくなるため作業ができません。
事前に予備日の設定を依頼すると、予定変更にも対応しやすくなります。
下地処理に時間がかかる場合
屋根の劣化が激しい場合、下地処理に通常より多くの時間が必要になる場合があります。
特に、ひび割れが多い屋根や塗膜の剥がれが広範囲にわたる場合、補修作業に時間がかかります。
下地処理を怠ると塗膜が早期に剥がれる原因となるため、スケジュールが延びる可能性を考慮し、十分な時間を確保しておくとよいでしょう。
まとめ
屋根塗装は多くの工程を経て初めて高品質な仕上がりが実現するため、各工程を丁寧に進めると、屋根の耐久性や美観を保てるようになります。
また、屋根塗装工事を成功させるには信頼できる業者選びが欠かせません。
適正価格かどうかを見極めるため複数の業者から見積もりを取り、費用と工程を比較するとよいでしょう。
極端に安い場合は工程の省略、異常に高額な場合は不要な作業が含まれている可能性があります。
さらに、実績や口コミを確認し、施工事例や顧客評価を参考にすると具体的なイメージが得られます。
この記事を参考に、信頼できる業者と共に満足のいく屋根塗装を計画してください。
当社の屋根塗装工事については「こだわりの外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。
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