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瓦屋根の漆喰って?漆喰のメリットとデメリットを調査!

投稿日:2023.5.27

瓦屋根には漆喰が使用されていて、屋根のメンテナンスの際には漆喰工事が行われます。

 

そもそも、漆喰とは何なのでしょうか?

 

この記事では、漆喰がどのようなものかや漆喰のメリット、デメリットについても解説するので、最後まで記事をチェックしてください!

 

漆喰って何?

瓦屋根の漆喰って?漆喰のメリットとデメリットを調査!(1)

まずは、漆喰とは何なのかについてご紹介しましょう。

 

漆喰というのは、昔からある塗料の一種で、石灰に、ふのりや粘土などをねり合わせたものです。

 

漆喰は、これからご紹介する瓦屋根の工事にも使われますが、外壁の塗料としても使用されています。

 

漆喰を使用した壁は、二酸化炭素を吸収するので、呼吸をしているとも言われます。

 

漆喰の壁は呼吸をしながら、冬場は乾燥を、夏場は湿気を防いでくれる効果があります。

 

弊社で行った漆喰工事の様子は、こちらからご確認いただけます。

 

瓦屋根にはどうして漆喰が必要?

瓦屋根の漆喰って?漆喰のメリットとデメリットを調査!(2)

漆喰壁には大きなメリットがあることは分かりましたが、瓦屋根には、どうして漆喰が必要なのでしょうか?瓦屋根に漆喰が必要な理由について調べてみました。

 

理由1:瓦屋根を接着させるため

瓦屋根に漆喰が必要なのは、漆喰に瓦を接着させる効果があるためです。

 

漆喰が使用されるのは、瓦屋根のてっぺん付近が多く、棟瓦と平部の瓦の隙間を埋める役割を果たしています。

 

屋根のてっぺん近くに白い壁のようなものが視えますが、この白いものが漆喰です。

 

また、古い家屋の場合は、軒先の隙間を埋めるために漆喰が使用されることがあります。

 

漆喰は、今のようにセメントなどがない時代、接着剤のような形で使われていました。

 

瓦屋根に漆喰を使用することで、瓦がずれたり落ちたりしてしまうことを防いでくれます。

 

理由2:雨水の侵入を防ぐ

瓦屋根に漆喰を使用する目的には、雨水の浸入を防ぐというものもあります。

 

瓦屋根の隙間から水が入ってくると、瓦を支える葺き土が水に濡れてしまい、瓦を支える力が弱くなってしまいます。

 

漆喰があるおかげで、葺き土への雨水の影響が少なくて済みます。

 

理由3:鳥や小動物などの侵入を防ぐ

漆喰で隙間を埋めていなければ、瓦屋根には隙間から鳥や小動物が入ってきてしまう可能性があります。

 

漆喰で隙間を埋めることで、鳥や小動物の侵入を防ぎます。

 

小動物にはネズミなども含まれるので、ネズミによって家の中の食べ物が荒らされてしまう心配も減ります。

 

漆喰の工事が必要な理由や漆喰工事の種類については、こちらで詳しくご紹介しています。

 

漆喰を瓦に使うことのメリット

 瓦屋根の漆喰って?漆喰のメリットとデメリットを調査!(3)

漆喰を瓦に使うことのメリットについても見ていきましょう。漆喰を瓦屋根に使用することには、以下のようなメリットがあります。

 

耐火性がアップする

漆喰を瓦屋根に使用することによるメリットには、耐火性がアップすることがあげられます。

 

漆喰は消石灰を使用して作られているため、燃えることがありません。

 

そのため、万が一の火災の際にも、漆喰部分で延焼を防ぐことができます。

 

特に屋根に炎が広がると、建物はあっという間に焼失してしまうので、延焼を防ぐことは大切です。

 

抗菌性がある

漆喰はアルカリ性なので、抗菌作用があるので、ウイルスなどを除去し、殺菌効果を発揮します。

 

また、化学物質を含んでいないため、小さなお子様やペットがいる家でも安心して使用できます。

 

ただ、漆喰は強アルカリ性なので、乾いていない漆喰を素手で触るのは危険です。

 

表面がしっかり乾けば、触っても大丈夫です。

 

調湿効果に優れている

漆喰は、調湿効果に優れているというメリットもあります。

 

漆喰は、大気中の水分を内部にとどめることができ、乾燥してくると水分を排出する働きがあります。

 

そのため、雨などが降って湿気が多いときには湿気を取り除き、乾燥する日には湿気を放出して潤いを与えてくれます。

 

経年劣化しにくい

漆喰は、経年劣化しにくいというメリットがあります。

 

まったくメンテナンス不要とまではいきませんが、漆喰の耐用年数は15〜20年程度となっており、瓦の寿命は50〜80年となっています。

 

瓦屋根は、他の種類の屋根に比べると、耐用年数が長めになっており、メンテナンスの手間が少ないのが魅力です。

 

漆喰を瓦に使うことのデメリット

瓦屋根の漆喰って?漆喰のメリットとデメリットを調査!(4)

瓦屋根に漆喰を使用することのデメリットについても見ていきましょう。漆喰を使用することには、どのようなデメリットがあるのでしょうか?

 

ひび割れがしやすい

漆喰を瓦屋根に使用すると、ひび割れがしやすいというデメリットがあります。

 

漆喰は塗装後に収縮するので、どうしてもひび割れが起こってしまいます。

 

漆喰は比較的目に付きやすい位置にある場合もあり、ひび割れがお住まいの美観を損ねてしまうこともあります。

 

汚れが目立ってしまう

漆喰は、塗った時には真っ白な色をしていますが、時間が経つと黒ずんできたり、汚れが目立ってしまうのがデメリットです。

 

漆喰の変色はカビが原因ということもあり、酷くなると、漆喰の詰め直しなどの作業が必要になることがあります。

 

劣化が進むと剥がれてしまう

漆喰は、劣化が進むと剥がれ落ちてしまうというデメリットもあります。

 

瓦屋根の漆喰は、葺き土の上から塗られており、それぞれの素材が異なるということもあり、劣化が進むと、漆喰の部分だけが簡単に剥がれて落ちてしまうのです。

 

漆喰が剥がれ落ちてしまったら、漆喰工事が必要です。

 

漆喰のメンテナンス方法は?

瓦屋根の漆喰って?漆喰のメリットとデメリットを調査!(5)

 

漆喰のメンテナンス方法についても見ていきましょう。漆喰は以下のようなメンテナンスを行います。

 

漆喰詰め直し工事

漆喰の劣化がそれほど深刻でない場合は、詰め直し工事で対処します。

 

漆喰の詰め直し工事は、古くなった漆喰を取り除き、新しい漆喰を詰めていく作業です。

 

詰め直し工事を行えば、20年程度は漆喰工事を行わなくても大丈夫です。

 

棟瓦取り直し工事

漆喰の劣化が深刻な場合は、棟瓦取り直し工事が必要です。

 

棟瓦取り直し工事は、棟を撤去し、古い土も撤去します。

 

その後、新しい土を詰め、漆喰を塗っていき、瓦を元に戻すという作業になります。

 

弊社では、漆喰の詰め直し、棟瓦取り直し工事のどちらも行っていますので、漆喰の工事をご検討の場合は、ぜひご相談下さい!

 

漆喰は、瓦屋根を接着させ、雨仕舞の役割も果たしている!

瓦屋根の漆喰って?漆喰のメリットとデメリットを調査!(6)

瓦屋根の漆喰工事についてご紹介してきました。

 

瓦屋根は、漆喰によって接着し、雨水を防いでいます。

 

漆喰は一度工事すれば20年ほど持ちますが、必ず劣化してくるので、メンテナンスが必要です。

 

弊社では、屋根や外壁の状況を調べる無料点検を行っていますので、ぜひご利用下さい!

 

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