笠木ってどんな役割があるの?パラペットとの違いは?語源についても調査!

建築用語にはさまざまな面白い言葉がありますが、笠木という言葉をご存知でしょうか?

 

ネットを調べて見ると、笠木とパラペットの違いに興味を持たれている方も多いようです。

 

この記事では、笠木がどのようなものかやパラペットとの違いなどについてご紹介します。

 

笠木の護憲についても解説するので、最後まで記事をチェックしてくださいね!

 

笠木とは?

笠木は、建物の塀や手すり、腰壁、パラペットなどの頂部に取り付けられた仕上げ材のことです。

 

主には屋上のパラペットの頂部の仕上げ材を指すことが多いです。

 

笠木に用いられる材料は、木と決まっているわけではなく、笠木を取り付ける箇所の仕上げ材と同じになることが多いです。

 

現在笠木の素材として主流になっているのは、金属、鉄アルミです。

 

室内の階段の手すり部分や吹き抜けの頂部も笠木と呼ばれますが、この場合の笠木の素材は木であることが多いです。

 

弊社では、笠木など屋上のパーツの塗装やメンテナンスも行っておりますので、お気軽にご相談ください。

 

笠木とパラペットの違い

笠木をネット上で検索すると、パラペットとの違いについて調べている人が多いです。

 

パラペットは、建物の屋上やベランダの外周部に設置された低い手すりのことです。

 

手すりですが、壁のようでもあるため、パラペットは胸壁、扶壁、手すり壁などと呼ばれることもあります。

 

パラペットが設置されているのは、コンクリート造りのビルなどの屋上が多いです。

 

パラペットの役割は、転落を防いだり、屋根と壁面の結合部の防水効果を高めることなどです。

 

笠木とパラペットが混同されやすいようですが、笠木はパラペットの頂部に設置されているパーツなので、2つは別々のものです。

 

また笠木は、パラペット以外の階段の手すりや吹き抜け部分の手すりなどにも設置されることがあります。

 

笠木の役割

笠木の役割についても見ていきましょう。

 

笠木の役割には、以下のようなものがあります。

 

建物内部への雨水の侵入を防ぐ

笠木の主な役割は、パラペットなど、建物内部への雨水の侵入を防ぐことです。

 

笠木が取り付けられているのは、主に屋上など、雨水にさらされやすい場所です。

 

パラペット内に雨水が浸入すれば、パラペットが劣化するだけではなく、外壁にも雨水が入り込む可能性があります。

 

パラペットの頂部に笠木を設置することによって、雨水などの侵入を防ぐことが可能になります。

 

最近では、アルミ製のオープン笠木が登場したことで、雨水だけはなく、内部に発生する結露も防ぐことができるようになりました。

 

建物のデザイン性を高める

笠木には、建物のデザイン性を高めるという役割もあります。

 

屋上の笠木にはシンプルなものも多いですが、笠木が取り付けられていることによって、美観を維持することができます。

 

また、室内の階段の手すりなどの場合、木の風合いなどでデザイン性を高めることができます。

 

笠木にはさまざまな素材や色、デザインのものも用意されているので、お住まいにあったものを選ぶと美観がアップします。

 

捨て笠木とは?

笠木には、捨て笠木と呼ばれるものがあります。

 

笠木と捨て笠木は、別々のものなのでしょうか?

 

調べてみたところ、笠木と捨て笠木は別々のものであることが分かりました。

 

笠木の中に入れる薄い金属の板のようなもののことを、捨て笠木といいます。

 

万が一、笠木から水が漏れたとしても捨て笠木で水を止めることができるので、防水機能のアップのために用いられています。

 

笠木の語源って?

笠木の語源についても調べてみました。

 

笠木の語源となった逸話は見つかりませんでしたが、元々の笠木は、鳥居や門などの一番上にある木のことでした。

 

鳥居の場合は、二本の柱の上部に渡してある横木のことを笠木といいます。

 

鳥居の笠木は二段構造になっていることもあり、1段目を島木と呼び、上の部分のみを笠木と呼びます。

 

古い時代の笠木の名残から、建物の頂部に取り付けられ、雨水などによる腐食から躯体を守るもののことを笠木と呼ぶようになったそうです。

 

そのため、現在はアルミなど木以外の素材のものでも、笠木と呼ばれます。

 

建築用語には、笠木の他にも、鼻隠しや唐草、破風、ケレンなど、あまり聞き覚えのない言葉が使われることがあります。

 

ケレンの語源や役割などについて詳しく解説した記事は、こちらからご確認いただけます。

 

笠木のメンテナンス方法

笠木のメンテナンス方法についても見ていきましょう。

 

笠木のメンテナンス方法には、以下のものがあります。

 

コーキング工事

笠木は、1本だけではなく、数本をつなぎ合わせる形で設置するので、隙間にコーキング工事が必要です。

 

笠木のコーキング工事を行う際には、ブリッジ工法という方法を用いて行います。

 

ブリッジ工法は、笠木の隙間の両脇にバックアップ材を設置し、コーキング材を充填語に取り外すという工法です。

 

弊社で施工させて頂いた笠木コーキングの工事の様子は、こちらからご確認いただけます。

 

塗装によるメンテナンス

笠木は、塗装によるメンテナンスを行うこともできます。

 

笠木に鉄が含まれる素材が使用されている場合は、錆び止めが入った塗料を塗布することで、サビを防ぐことができます。

 

また、塗膜で笠木の表面を保護することによって、笠木を長く使うことができます。

 

笠木の取り替え工事

笠木が古くなってきた場合は、取り替え工事が必要になります。

 

鉄や金属が素材の笠木の場合は、上から新しい笠木をかぶせるカバー工事を行うことができます。

 

カバー工事なら、笠木を完全に取り替える工事よりも工事費が安く済みます。

 

ただ、あまりにも下地の状態が悪い場合は、カバー工法はできません。

 

下地の状態が悪い場合は、古い笠木を撤去し、下地の補修や補強を行ってから、新しい笠木を設置する工事になります。

 

笠木は、パラペットなどの頂部に設置する仕上げ材のこと!

 

笠木についてご紹介してきました。

 

笠木というのは、屋上や階段の手すりなどの頂部に設置された仕上げ材のことです。

 

語源については分かりませんでしたが、元々は鳥居や門扉の頂部のことを笠木と呼んでいたようです。

 

現在は、素材が木材以外でも、手すりなどの頂部は笠木と呼ばれています。

 

弊社では、笠木のコーキング工事や塗装工事も承っておりますので、お気軽にご相談ください!

 

#Y#

 

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