防水工事にはさまざまな種類があり、その1つがシート防水です。
シート防水とはどのような孤児なのでしょうか?
この記事ではシート防水の施工法やメリット・デメリットについて詳しくご紹介します。
シート防水と他の防水工事の違いについてもご紹介するので、最後まで記事をチェックして下さいね!
シート防水とは
まずはシート防水についてご紹介しましょう。
シート防水というのは、塩化ビニールや合成ゴムでできたシートを下地に直接貼り付ける防水工事です。
複数のシートを貼る場合は、シートが一体化するように気をつけて施工し、繋ぎ目や端の部分も隙間なく接着させます。
シート防水の工法には、以下の2種類があります。
密着工法
シート防水の密着工法は、機械は使わず、専用の接着剤を用いてシートを貼り付ける工法です。
バルコニーなど、それほど広くない場所での施工の際に行われることが多いです。
機械固定工法
機械固定法は、密着工法とは異なり、機械を用いてシートを設置する工法です。
機械固定法の場合は、シートを完全に密着はさせません。
機械固定法は、シートを設置する前に、通気緩衝シートとディスク盤を設置します。
これはシート内の通気性を確保するためのものです。
ディスク盤が防水シートと通気緩衝シートの間に隙間を作り、水蒸気を逃します。
機械固定法は機械を使用するので、密着工法とは違って狭い場所での施工は難しく、広い場所で行われることが多いです。
弊社では、シート防水を含む各種防水工事を承っておりますので、お気軽にご相談下さい。
シート防水のメリット
シート防水のメリットについても見ていきましょう。
シート防水のメリットには、以下のものがあります。
下地を選ばずに施工できる
シート防水は、シートを貼って防水するタイプなので、下地を選ばずに施工できるのが魅力です。
防水工事によっては、既存の防水層をすべて撤去した上で施工しなければならないものがあります。
シート防水なら、下地に前の防水層が残っていても、そのまま施工することができます。
均一な防水層を作ることができる
シート防水は、シートを一体化させる形で防水層を作るので、液体の防水材を塗布するやり方とは違って、均一な防水層を作ることができます。
職人によって出来上がりに差ができてしまう他の防水工事とは違い、品質が安定した防水工事が可能です。
凹凸のない仕上がりになる
シート防水は、シートを貼り付ける工法なので、凹凸のない仕上がりが可能です。
防水層に凹凸があると、そこに水や砂などがたまってしまうことがあります。
シート防水なら、凹凸部がないので水がたまったりする心配もありません。
施工期間が短くて済む
シート防水は、他の防水工事に比べると施工期間が短くて済むのもメリットです。
シート防水は、防水材を混ぜたり、何度も塗布したり、乾燥させたりという作業が不要です。
そのため、液状の防水材を塗布するタイプの防水工事より、工事にかかる時間は少ないです。
シート防水のデメリット
シート防水のデメリットには、以下のものがあります。
1箇所の亀裂で全体に影響が出る
シート防水は、シートを一体化して防水層を形成する工法なので、1箇所でも亀裂が入れば、全体の防水機能に影響が出てしまいます。
他の防水工事なら亀裂の部分のみの補修で済みますが、シート防水の場合は防水工事を再度行う必要が出てきます。
施工費用が高い
シート防水は、他の防水工事に比べると施工費用が高めです。
シート防水は施工できる職人が限られているということも、費用が高くなる理由です。
複雑な形状の場所での施工は難しい
シート防水は、液状の防水材を塗布する工事とは違って、複雑な形状での施工は難しいです。
また、凹凸のある面での施工も難しいので、平らな場所での施工に限られます。
シート防水以外の防水工事は?
シート防水以外の防水工事には、以下のものがあります。
ウレタン防水
ウレタン防水は、ウレタン樹脂を2回以上塗布し、防水層を形成する防水工事です。
ウレタン防水には密着工法と通気緩衝工法があります。
密着工法は下地にそのままウレタン防水剤を塗布するもので、通気緩衝工法は下地に通気シートを貼り、脱気筒を取り付けて水蒸気を逃す工法です。
ウレタン樹脂は紫外線に弱いので、最後はトップコートの塗布が必要になります。
またトップコートは、5年程度で新しいものに塗り替えるメンテナンスが必要です。
ウレタン防水について詳しくご紹介した記事は、こちらからご確認いただけます。
FRP防水
FRP防水は、ポリエステル樹脂と防水用ガラスマットによって防水層を形成する防水工事です。
ポリエステル樹脂を塗布した後にガラスマットを貼り付ける工法なので、ウレタン防水のように、比較的場所を選ばずに施工可能です。
防水性が高く耐久力もあり軽量なので、戸建て住宅のベランダなどでの施工にもおすすすめ。
ただ施工費用が少し高く、ウレタン防水よりも施工場所を選ぶのがデメリットです。
弊社で施工させて頂いたFRP防水工事の様子は、こちらからご確認いただけます。
アスファルト防水
アスファルト防水は、合成繊維不織布のシートに液状に溶かしたアスファルトをコーティングし、シート状の防水材を貼り付ける工法です。
アスファルト防水には、熱を使うものと常温で作業するものとがあります。
具体的には、常温工法、トーチ工法、熱工法の3種類があります。
アスファルト防水は、広い場所への施工に適しているので、ビルの屋上などで施工されることが多いです。
また、耐用年数が20年以上あるものもあり、一度工事を行えば、長く使えるのもメリットです。
デメリットは、アスファルトを熱したときに独特のにおいがするので、住宅が密集擦るような場所での施工が難しいことです。
弊社では、アスファルト防水を含む各種防水工事を承っておりますので、お気軽にご相談下さい。
シート防水は広い範囲をムラなく施工可能!
シート防水についてご紹介してきました。
シート防水は、シートを一体化させたもので防水層を作るので、継ぎ目や凹凸のない均一な仕上がりが特徴です。
広い場所での施工に適した工法で、マンションの屋上や廊下などで多く採用されています。
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