防水工事の種類にはいくつかのものがありますが、アスファルト防水をご存知でしょうか?
アスファルト防水は古くからある防水工事の1つです。
この記事では、以下のことを解説します。
- アスファルト防水がどのような工事か
- アスファルト防水の種類
- アスファルト防水のメリット
- アスファルト防水のデメリット
- アスファルト防水の種類
防水工事を考えている方なら、アスファルト防水について知っておいても損はありません。
アスファルト防水以外の防水工事についても紹介するので、最後まで記事をチェックして下さいね!
アスファルト防水とは
まずはアスファルト防水がどのような工事かについて見ていきましょう。
アスファルト防水は、シート状の防水材を防水工事用アスファルトで貼り付ける防水工事です。
現在は次項でも紹介するように、さまざまな防水工事があります。
アスファルト防水は昔から行われてきた防水工事で、1920年前後から行われていると言われています。
防水性能も高いため、現在でも多くの場所で施工されています。
アスファルト防水はその工法から、狭い場所には不向きで、屋上などの広い場所で行われることが多いです。
アスファルト防水以外の防水工事
アスファルト防水以外の防水工事についても見ていきましょう。
アスファルト防水以外の防水工事には、以下のものがあります。
ウレタン防水
ウレタン防水は、ウレタン樹脂を塗って防水層を作る防水工事です。
ウレタン樹脂が液状なので、複雑な形の場所でも防水工事を行うことができます。
ベランダなどで行われることも多いですが、屋上で行われることもあります。
また価格も比較的リーズナブルなので、お手軽にできる防水工事として人気です。
ウレタン防水については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
シート防水
シート防水は、塩化ビニールや合成ゴムでできた防水シートを下地に貼る防水工事です。
ウレタン防水のようにウレタン樹脂を塗装するという手間が必要なく、広いシートで一気に防水層を作ることができるので、広い場所への施工に適しています。
シート防水はシートが一体化して防水性能を発揮するので、破損などがあると大がかりな工事が必要になることもあります。
シート防水については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
FRP防水
FRP防水は、ポリエステル樹脂とプラスチック繊維などを原料とした液状の防水材によって防水層を形成する防水工事です。
液状の防水材を塗布するので、比較的どんな形状の場所にも施工しやすいです。
高い防水性に加えて軽さと強度もあるので、バスタブや自動車のボディ、ロケットなどにも使用されています。
費用が高めなことや、木造部分には施行できないことなどがデメリットです。
FRP防水については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
アスファルト防水の種類は?
アスファルト防水には、以下のような種類があります。
熱工法
アスファルト防水の熱工法は、熱でアスファルトを溶かし、防水性のあるルーフィングシートの上に貼り防水層を形成する防水工事です。
防水性が高く耐用年数も長く丈夫ですが、アスファルトを熱したときに独特のにおいがするのがデメリットです。
熱工法には、さらに以下の2つの工法があります。
熱工法の密着工法
熱工法には、密着工法と呼ばれるものがあります。
密着工法は、下地にルーフィングを貼り付け、下地としっかり密着させます。
アスファルトを溶かした熱が下地にも影響を及ぼすので、防水層にヒビが入らないように気をつけながら施工する必要があります。
熱工法の絶縁工法
絶縁工法は、下地と防水層の間に穴が空いたシート挟む工法です。
下地との間にシートがあるので、下地が熱などの影響を受けにくいのが特徴です。
ただ重さのあるものや大きな負荷には耐えられない可能性がデメリットとしてあげられます。
トーチ工法
トーチ工法は、下地に改質アスファルトルーフィングシートをバーナーなどで溶かしながら下地に貼り付ける防水工事です。
トーチ工法の場合は、熱工法で心配されるアスファルトのにおいなどの心配が無いのがメリットです。
トーチ工法はバーナーでアスファルトのシートを溶かす作業に技術が必要なので、職人のスキルが作業の仕上がりに影響します。
常温工法(冷工法)
常温工法は、これまで紹介してきた工法のように熱は使いません。
改質アスファルトルーフィングに接着材がついているので、アスファルトを溶かして接着させる必要がないのです。
シートを貼り付けるだけなので他のアスファルト防水の工法に比べると簡単ですが、その分、防水性能を発揮させるために何枚もシートを貼り付ける必要があるなどの手間がかかります。
アスファルト防水のメリット
アスファルト防水のメリットには、以下のものがあります。
- 長い歴史があるので、確実な防水性能が期待できる
- 防水効果が高い
- 20年以上の耐久性がある
アスファルト防水は施工場所を選びますが、確実な防水効果が期待でき、なおかつ20年以上にわたってメンテナンスの必要がないというのは、大きな魅力です。
アスファルト防水のデメリット
アスファルト防水のデメリットには、以下のものがあります。
- 熱工法の場合は、独特のにおいがするので近所に配慮が必要
- 熱工法やトーチ工法には、高い技術力が求められる
- 熱工法は大型の機械を使用するので、広い場所でないと施工が難しい
上記のデメリットを踏まえた上で、アスファルト防水を依頼するかどうかを決めると良いでしょう。
また弊社ではアスファルト防水を始め、さまざまな種類の防水工事を行っているので、どの防水工事が良いかなどはお気軽にご相談下さい。
アスファルト防水は屋上や駐車場などに最適な防水工事!
アスファルト防水についてご紹介してきました。
アスファルト防水は古くから行われている防水工事なので、確実な防水効果が期待できます。
ただアスファルト独特のにおいや施工場所を選ぶなどのデメリットもあります。
マンションや学校の屋上などで、アスファルト防水が行われることが多いです。
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