ベランダや屋上などでは必須の防水工事。
防水工事は外壁塗装と一緒に行ったほうがお得なのでしょうか?
この記事では、防水工事を外壁塗装と一緒に行うメリットについて、詳しくご紹介します。
防水工事の種類についても解説しますので、最後まで記事をチェックしてくださいね!
防水工事とは
まずは防水工事がどういうものかについてご紹介しましょう。
防水工事は、ベランダや屋上など、雨や雪に晒される場所に水が浸透しないように防水処理をする工事のことです。
同じ雨や雪に晒される場所でも、勾配のある屋根は、勾配があるおかげで水分が一箇所にとどまることがありません。
屋根の勾配で流れ落ちた雨水も、雨樋を通って地面に排水されるように作られています。
こうした雨水をスムーズに排水するためのシステムを雨仕舞と言います。
雨仕舞について詳しくご紹介した記事は、こちらからご確認いただけます。
ただ、勾配のない屋根やベランダの場合、水がたまりやすく、たまった水が建物の内部に侵入する可能性もあります。
こうした雨仕舞のシステムが働かない場所には、防水工事が必要になります。
防水工事は外壁塗装と一緒がお得?
防水工事は、外壁塗装と一緒に工事をすると料金がお得になります。
防水工事を別で発注した場合、足場をそのためにまた設置する必要があります。
防水工事を行うのはベランダや屋上が多いため、足場の設置が必要な場面が多いです。
外壁塗装と一緒に防水工事を行えば、足場の設置が1回で済みます。
足場の設置代は15万円〜20万円かかるので、ベランダ防水工事と外壁塗装を一緒に行えば、その分の料金が安くなります。
足場の必要性などについてご紹介した記事は、こちらからご確認いただけます。
塗装工事と防水工事の違いは?
塗装工事と防水工事の違いについても見ていきましょう。
塗装工事と防水工事は似てるように思えますが、実はまったく異なります。
塗装工事には塗装の技術者が必要で、防水工事には防水工事の技術者が必要です。
これは、塗装工事と防水工事が、まったく種類の異なる工事だということの証でもあります。
塗装工事というのは、建物の美観を取り戻したり維持したりすることや外壁を保護する目的で行います。
一方の防水工事は、美観のためではなく、あくまでも防水のために行われる工事です。
ただ、塗装工事でも、防水効果のある塗料を使用したり、塗膜で素材を保護することによって防水効果が得られるということもあるので、塗装工事が防水工事を兼ね備えていることもあります。
弊社には、外壁塗装のスペシャリストだけではなく防水工事のスペシャリストも在籍していますので、さまざまな種類の防水工事に対応可能です。
防水工事の種類
防水工事の種類には、大きく分けて4つの種類があります。
防水工事の種類について、1つ1つ解説していきましょう。
ウレタン防水
ベランダなどの防水工事によく用いられているのが、ウレタン防水です。
ウレタン防水は、ウレタン樹脂を複数回塗り重ねて防水層を作り、雨水などの侵入を防ぐ工事のことです。
ウレタン樹脂が液状なので、どんな形状の場所にも防水工事を行えるのが特徴です。
場所によって形の違うベランダなどでも、ウレタン防水工事がよく行われています。
ウレタン防水は、トップコートを5〜6年ごとに塗装すれば、防水効果は15年程度期待できます。
弊社で施工させていただいたベランダのウレタン防水工事の様子は、こちらからご確認いただけます。
FRP防水
FRP防水のFRPは、ガラス繊維を混ぜた繊維強化プラスチックのことです。
ウレタン防水は液状でしたが、FRPはシート状になっており、防水工事をする箇所にこのシートを貼り付けることで防水します。
シート状のFRPは2度、重ね張りを行うので、しっかりとした防水効果が期待できます。
シートの上からはトップコートを塗布し、紫外線などによる劣化を防止します。
耐荷重性・耐摩擦性に優れているので、屋上の駐車場などの防水工事として行われることがあります。
弊社で施工させていただいたFRP防水の工事の様子は、こちらからご確認いただけます。
アスファルト防水
アスファルト防水は、シート状のルーフィングと呼ばれる防水材に、防水工事用アスファルトを貼り付ける工事のことです。
アスファルト防水の工事の過程では加熱溶融することから、熱工法とも呼ばれています。
アスファルト防水は広い場所での施工に向いている工事なので、ビルやマンションの屋上などで行われることが多いです。
アスファルトを熱する過程で独特の臭いや煙が発生するため、周辺環境への配慮が必要な工事でもあります。
シート防水
シート防水は、塩化ビニールや合成ゴムでできたシートを貼り、防水層を作る工事のことです。
シート防水は、シートのつなぎ目などの隙間があると、防水効果がしっかりと発揮されません。
そのため、シートをしっかり密着させることが必要です。
シート防水には、密着工法と機械固定工法があります。
密着工法は、手作業でシートをしっかりと密着させる工事です。
機械固定工法は、機械を使用してシートを貼り、通気緩衝シートとディスクを設置して、水蒸気を逃がすことのできる防水です。
機械を使用するので狭い場所での工事には向いておらず、屋上などの広い場所で行われることが多いです。
防水工事はDIYできる?
防水工事はDIY可能なのでしょうか?
結論から言うと、防水層の形成に関しては、難しいことも多いのでプロに任せたほうが安心です。
ただ、トップコートの塗布なら、ある程度塗装の経験があれば可能です。
ウレタン防水のように、トップコートを塗り替えることで防水層を長持ちさせることができるものもあるので、DIYしたい場合は、トップコートの塗装のみを行うと良いでしょう。
トップコートは、ホームセンターなどでも購入することができます。
防水工事と外壁塗装は一緒に施工したほうが料金がお得!
防水工事は、外壁塗装と一緒に工事をしたらお得になるのかということについてご紹介してきました。
防水工事も外壁塗装も、足場を必要とすることが多いです。
防水工事と外壁塗装を一緒に行えば、足場の設置が一度で済む分、料金がお安くなります。
防水工事をお考えの際は、外壁塗装をする時に一緒に行うのがおすすめです。
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